あなたは扁平足?ドイツの国家資格取得の靴職人が手作業であなたにあった靴を作る!

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つくば市北条の靴屋さん「ゲゼレのシュー工房ストウ」さんにログイン!

 

ゲゼレのシュー工房ストウにログイン

おーっす!コムとあぼと…?!?!

 

ややや、真ん中の兄さんは一体?!

彼は冬の北条市でも一緒にログインした勝手に北条大使のけん兄ちゃん!

今回、北条にかなりハイレベルな靴屋さんがあるとの情報をいただき、北条ナビゲーターとしてこちらの靴屋さんにコムとあぼを連れてきていただきました。

 

 

北条の靴屋

 

その靴屋さんはつくば市北条のメインストリート(商店街)の山側の方へ少し進んだ場所に位置します。

ゲゼレのシュー工房ストウ」が今回の取材先。

シュー工房という名前から勝手にビアードパパの作りたて工房を思い出してしまいますが、このシューはshoe(靴)のこと。

ちなみに大正13年(1924年)創業なので、ビアードパパの1号店がオープンした平成11年(1999年)より圧倒的に老舗でした。失礼しました~~

 

 

「大使~~!この靴屋さんに、ハンパじゃない情熱を持った靴のスペシャリストがいるんだ!ぜひ会ってーー!!」

 

 

「そういうことなら喜んで!!!アツい人大好物やーーー!!」

 

 

ゲゼレのシュー工房ストウ店内

胸の高鳴りを抑えながら店内にログイン…!

中には子供靴からオシャレな若者靴に紳士・婦人靴、パーティ用など約3000点にも及ぶ靴が陳列されていた。

 

ぱっと見だと普通の立派な靴屋さんだなぁ~と特別変わった点は見受けられない。

まるで洞窟へ冒険に入った気分で、一体どんな財宝が奥に眠っているのか気になってきます。これはスーパーつくばアドベンチャーだ!!

 

 

「イラッシャイ…ようこそストウへ。」

 

 

「あなたは…?!」

 

4代目須藤千尋さんに訊く「靴の作り方」に驚き!!

4代目須藤千尋さん

迎えてくれたのはゲゼレのシュー工房ストウ専務の4代目須藤千尋さん。ひいおじいさんが大正13年にオープンし、由緒正しき靴屋のプリンスとして生まれた。生まれてからずっと靴に触れ合ってきただけでなく、家業を継ぐにあたってドイツへ靴の勉強をするために留学。「シュー・ゲゼレ」の国家資格を習得し、現在も靴と向き合う毎日を送りながら、靴を通して快適な生活を子どもたちに与えられるように、学校訪問やイベント開催を行っている。

 

ところで店名にもある「ゲゼレ」とは…。

日本より圧倒的に靴に対しての関心が高いヨーロッパ、の中でもドイツでは「ゲゼレ」という各職人に与えられる国家資格があります。中でも靴職人として国に認められると「シュー・ゲゼレ」としてその資格が与えられるのです。

つまり、世界でも靴先進国のドイツで国に認められた腕と知識の持ち主が、北条にいる。ということです。ほげーー!!

 

「いらっしゃい。さあさあ、靴に関して世の中の人にもっともっと知ってほしいことが山ほどあるんです。どうぞこちらへ!!」

 

といって早速、お店の奥にある工房へと入れてもらった。

 

様々な靴の修理も承っている

そこにはムートンから革、スニーカーなどなど、様々な靴が置かれていた。

これらはお客さんから修理のためにあずかっているものだそう。

ゲゼレのシュー工房ストウへと運ばれた壊れた靴。どれも大切に長く履かれてきたからこそ、年季の入ったものや擦り減りきったものまで状態はそれぞれ。

 

靴工房は職人感が漂っている

工場にある道具や薬剤を駆使して、靴をよみがえらせる。それが靴職人の仕事の一環でもあるのです。

素人がみると一つ一つの道具が全く見たことのない、靴専用器具。

 

靴を作る重要アイテム

例えばこの台金(だいがね)は、裏側を修理する際の固定器具として使われており、金属部分はもう何十年も前から使われているのだそう。

昔からゲゼレのシュー工房ストウで代々職人たちが受け継いできた手作業が、今も変わらず続いていることの何よりの証ですね。

 

型に合わせて皮を付けていく

靴の作り方をうかがうと、靴の完成形に合わせて裁断された革を木型と呼ばれるに合わせて革を引き延ばしながらくぎで固定する”釣り込み”という工程を行うとのこと。

現在この工程は機械によって行われることが多いのですが、もちろんこちらではすべて手作業。

木型もお客さんの足の形によって新しいものをつくったりするので、靴は単純なサイズではその形を測ることはできないことがわかります。

 

靴を作るときの道具

釣り込みの際にはこの”ワニ”と呼ばれる靴専用の工具を用いるのですが、このワニ、革をてこの原理で引っ張りつつ釘を打つトンカチの機能も併せ持つ優れもの。

釣りこむ木型のサイズや素材の違いなどに合わせて数種類のワニを使い分けるというのですが…

 

(めちゃめちゃ歴史を感じる)

 

 

「???」

 

すごく小さな違いで素人目にはほぼ同じワニに見えるのでした。

いかに手作業で繊細な仕事をされているかわかりますね。

 

 

「こんな細やかな作業で靴って作られるんだ…。地元ここ(北条)だけど工房の中がこんな風になっているのも見たことなかったよ。」

 

 

「こちらはよく利用してるんですか?」

 

 

「うん!実は最近ここで革靴を修理してもらってね!」

 

 

ここで修理して履き心地が改善した革靴

こちらがその革靴。ドクターマーチンのもので、外で履いているうちに靴擦れを起こしてしまいこちらに持ってきたのだそう。

大切にしたい…けど履くと痛い!こういう経験みなさんもありませんか?

 

人それぞれ足や癖に合わせて変わる

修理内容は2点。この上の部分に足の甲がフィットしておらず、形を整えなおして調整。

 

幅を抑えることで足にフィットする

そしてヒールの部分も少しガバガバになっており、それらが原因で靴擦れが起こってしまったことが発覚し修理することに。

 

 

「靴擦れが原因でちょっと履くのをためらってしまうようになることって結構ありますよね。自分もかかとから血が出たりするくらい靴擦れを起こしたら、その靴を履く機会は減らしてしまいますね…。」

 

 

「それでその靴を履かなくなってしまうのは、非常にもったいないことだと思います。」

 

 

「ここで直してもらってからは足にぴったりフィットするようになって、靴擦れもなく前より履き心地がよくなりました!!」

 

 

「えー!私もヒールのカカトの部分がガバガバしてて…。はたして直るのでしょうか?」

 

 

「状態などをみて決めるので、一概にすべてとは言えませんが改善はできると思います!」

 

 

「自分で革の部分を黒く染め直したり、靴磨き屋さんに行ったりはしたことはあるんです。まさか靴屋さんでは直してもらうどころか元よりフィットするように修理してもらえるなんて考えたこともなかったです!!」

 

 

「1足の靴を大切に履き続けることで、自分だけの足の形に合ったいわば相棒のような靴になっていきます。」

 

 

「いい靴を長く!100円サンダル履き捨てポイだったんですけど、1足相棒を決めるのもいいですねー!ちなみに修理ってどんな風に行うんですか?」

 

 

北条の靴屋の奥にハイテクマシン

 

 

「工程にもよるんですけど、このマシーンが活躍します。この機械もドイツの製品です!」

 

HARDOのマシーン

グラインダーというマシン。まさか北条の靴屋さんの奥に海外製の機械が潜んでいるとは夢にも思いませんでした。

靴の職人を国家資格として認定するドイツだからこそ、手作業で靴を製作するのに必要な装置も最先端を行っているんですねー!

で、この機械、何をする機械かというと

 

やすりローラー

中央部にあるこのやすりローラーが回転し、靴の製作のもとになる木型や靴底、インソールなどを削ることができるんです。

目の粗さや大きさもアタッチメントで色んな種類があり、付け替えることができます。

 

カッターも豊富な種類

またやすりだけでなくカッターも取り付け可能で、一気に形を切り出すときにつかうそう。

これで作業すると一気にマシーンに引き込まれるので、プロの職人といえども使うときは緊張するそうです…!

細かい道具の扱いがわかっていないと普通に危険な工程もあるんですね。

 

手作業にこだわって靴を製造・修理し続ける理由とは…

 

一体そこまでして手作業にこだわり続けるのには何か理由があるのでしょうか?

機械化して多くの靴を自動で製造できたほうが、1足に対してのエネルギーが節約できて、もっとできることの幅が広がるんじゃないの?なんて疑問も頭をよぎりました。

 

カスタマイズ子供靴

千尋さんに尋ねると、奥から1足の子供靴を持ってきてくれました。

ぱっと見、一般的な靴屋さんなどで売っているものと違いが分かりませんが、実はとあるお客さんの子どもさんのためにカスタムした特別な靴なんです。

 

靴底も足の形に合わせて作られたもので、さらに外で走る際に通常のマジックテープだと外れてしまうことが多いとのこともあり、折り返しタイプのマジックテープに変更しフィット性を高めるために金具を取り付けたんだそう。

 

過去の足データは全員分保存してある

このようにゲゼレのシュー工房ストウではお客さんに対して一人一人向き合って、子どもたちに対しては普段どのくらい走るのかなどのデータをしっかり把握している。

 

「あとこのファイルには、何歳の時に足の大きさがどれくらいで、足のどの部分に体重を乗せて立っているのかを測定したものがまとまっています。お客さんごとに、成長記録みたいな感じでずっと保存しているので、定期的にいらっしゃる方には、次は靴底のこの部分をどういう風に形作っていこうか、という相談も行っております。」

 

幼少期の足型 成長記録

こんな風に、このお店では色が濃いほど体重が乗っていることがわかるように足の体重マップを作ってくれるんです。

しかも無料で!!

1年生のときに右足に体重が偏っていたら、それを矯正するような靴底を左右それぞれでつくってくれるんです。

 

足のトラブルが歴然

もちろん大人も無料で測定してくれます。

足のトラブルはこのマップで丸見え。

 

…ということで、かなり不安がありますが、我ら大使も挑戦してみます!!

 

足のトラブルを見つけよう!無料の診断で色々バレるww

 

身震いするキリン

(ビクッ)

 

3代目須藤佳子さん

「大丈夫ですよ~、安心して。はっはっは~!」と足の測定にビビっているあぼに優しく声をかけてくれたのは、3代目須藤佳子さん。彼女もまた、シュー・ゲゼレ取得者で、現役でお客さんの足を診続けている「つくば市民の足の母」的存在。

足の測定、お願いします!!

 

くすぐったい

スタンプのインクの巨大版(←語彙力)に紙を敷いて、その上から足を乗せる。

そして直立し、足の周りをペンでなぞります。

 

これは偏平足ですね

これがキリンの足型!!

一見、人の足型にも見えなくもないですが、キリンがにらんでくるので余計な事は言わないことにしました。ブルブル

平均的な体重のかかり具合にも見えるのですが、ゲゼレの目にはそうは映っておりませんでした。

 

 

「これは…扁平足(土踏まずがない状態)ですね。」

 

 

「そうなのですか?!全く気付きませんでした…!」

 

 

「女性に多い症状で、ヒールやパンプスを履くことが多いとより足に負担がかかってしまいます。」

 

 

「ほぼ毎日パンプス生活です。…何とかしなければ…!」

 

 

「扁平足矯正ようの靴底を靴に合わせて入れれば大丈夫です!このままではあまりいい状態とは言えないので、健康のためにも検討してみてください。じゃあお次はコムさんもやりますか?」

 

 

「(バレた…!!)」

 

足を測定

スーーッ

 

診察

 

 

完全に扁平足です。二人そろってつちふまずないの?!」

 

 

「Wow!ヘンペイボーイ!」

 

 

「直視しなさい、お前の足だっぺな。」

 

まさに足のドクター

足は成長とともにアーチ状になっていくはず。ですが遺伝幼少期の運動不足靴が足に合っていなかったりなど様々な理由で扁平足になってしまうことがあるといいます。

これは大人になってから直すのには日々の歩行一歩一歩に気を配って指先を丸めるように体重を乗せたり、補助アーチつきの中敷きを使うことで徐々に改善されていきます。

 

偏平足矯正

こんな扁平足補助サンダルもあります。

履いている間はつま先立ちしていると言ったら言い過ぎだけど、少し浮いたような不思議な感覚。そっちが本当は感覚としては正解なのですが、積年の扁平が習慣化してしまっているコムにとっては直すのも一朝一夕にはいきません。

 

完全に勉強になります

 

 

「(ふぅ、なんとか僕の扁平はバレなかった…)」

 

子どもだからこそ、靴選びが大切。成長とともに変わる足の形を支える千尋さんの熱意。

 

ところで、ゲゼレのシュー工房ストウでは入り口付近にすごいモニュメントがあります。

 

店内にそびえる巨大アミューズメント靴屋

これです。デカすぎません?

これは子供靴を陳列しているキッズシューズスペースの入り口なのですが、すでに子供靴への想い入れのアツさがあふれているのがお分かりになると思います。

 

子供靴にはひと際思い入れがある

中にはこんなに子供靴がたくさん!!

この子供靴1足1足に込められた千尋さんの想いとはいったい、どんな思いなのでしょうか?

 

子供靴を語る須藤千尋さん

 

 

「先ほどお二人も扁平足という結果が出てしまいましたけれども、お二人は幼少期のころから靴に意識を向けていましたか?

 

 

「ん~~、昔どんな靴履いてたかは覚えてるけど、完全にデザインで選んでいましたね…。」

 

 

「自分も履きやすさ重視で、足より大きくて紐とかマジックテープがないスリッポンみたいのをずっと履いてきましたね…。」

 

 

「やっぱりー!しっかり足の形にフィットした靴を選んでいれば、今扁平足じゃなかったかもしれませんよ。」

 

 

「デザインで選んだあと、ここでフィットさせてもらってればよかったぁあああ」

 

 

「ってことはもしかして、大人になってからより子供時代の方が重要…?」

 

 

「まさしく。幼少期は足も大きく成長していきますよね。その時にしっかりとした靴を履いていればより健康に成長できるんです。外で遊ぶことも多く、足にとって一番大切な時期なんです。」

 

 

ドイツでもらった靴型からみる特徴

ヨーロッパにも靴を直接買い付けにも行っている。これはその時に現地の靴屋さんを訪れた際にもらってきたという子ども用の木型。

ドイツの子供靴はここからもわかるように、つま先から甲にかけての傾斜が強い。その分靴がブカブカせずにフィットするんだそうです。

 

 

「幼少期って足のサイズも大きくなる時期なので、靴の買い替えも多く、1足にそこまでお金をかけたくないという気持ちも分かります。けど、足にとって一番大事な時期なので、測定を通して子どもの健康を足からもちゃんと見守っていただきたいんです!!」

 

 

「確かに、扁平足は治療より予防の方が楽ですもんね。重度の扁平足だと治療に手術も必要みたいだし…(゚д゚)!千尋さんって子ども好きなんですね。」

 

 

「子どもってとにかく素直じゃないですか。靴を履いた時に『キツい』とか『痛い』とかはっきり言う。だからこちらも頑張ってその子が満足するような靴を持ってくる。そしてその子がしばらくその靴を履いた後に『すごく履き心地がいい』と言ってもらえた時は本当にうれしいんです。しかも測定して重心の位置とかも良く育っているのも見守れると安心しますね。」

 

 

「まるでかかりつけのお医者さんですね!街にそういう熱量で子どもの靴に向き合ってくれる人がいるって、とても安心できます!」

 

 

さいごに

 

ゲゼレのシュー工房ストウ

いかがでしたでしょうか?北条にある靴屋さんにはこんなに靴に対してアツい想いをもった職人さんがいました!

みなさんも大事な靴を修理するときはぜひゲゼレのシュー工房ストウでに持ってきてみてください!しかもここで買った靴に限らず、修理の相談も受けてくれるそうです。さらに測定するのも購入は関係なく無料なので、足・靴に関して相談したければ気軽に行ってみてください。

特にお子さんの靴選びの際には、成長過程も含めて相談に乗ってもらえるのでかなりオススメです。

 

ちなみに…

 

こんなパーティシューズも売ってたりする

こういう靴も売っていることがあるので、パーティ好きのかたも靴の相談に来てみてくださいね!

 

それではまたジカイ!

 

ゲゼレのシュー工房ストウさんの詳細情報!

 

営業時間9:00~19:00
定休日木曜日
場所
ホームページゲゼレのシュー工房ストウ

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