もくじ
家族とオヤジと研究者が入り混じるつくばらしいキッチンバーBamboo cafe(バンブーカフェ)にログイン!

おーっす!コムとあぼです!
今回のクエストではみどりの駅の近くにあるキッチンバーBamboo cafe(バンブーカフェ)にやってきました。
つくば市真瀬という谷田部の中でも常総市との境界線である小貝川に面した地区で生まれてから、つくば愛を胸に市役所で勤めたり、今では全国にセグウェイを広めるため奔走している熱いオヤジがいるのですが、
今回はその方が最近通い詰めているというバンブーカフェに連れてきてもらいました。
曰く、このお店はとにかく料理に愛がこもっていて絶品。加えてお酒のレベルも高く、みどりので飲むのにオススメなんだそうです。

こちらがバンブーカフェ。
元々は竹園の有名ラーメン屋「麺や蒼AOI」の2階にあったので竹園から名前を取ってバンブーカフェというそうです。
看板のデザインがどこか民族っぽいですが、中はいったいどのようになっているのでしょうか??
雰囲気で勝手にアフリカンレストランのシダモを思い出してしまいます。

ちなみにお店はウエルシアつくばみどりの店のお隣なので、駐車場は共用。かなり大きいです。
車で来るときも駐車場の心配がないのはナイスポイントですね!
MAX40,50台くらいは停まるんじゃないかな…?

入店してすぐ、お店がぜんぜん民族的じゃないことが分かりました(笑)
店内には清潔感が漂い、洋風な雰囲気。ティンカーベルでも飛んできそうです。
子ども連れでも、恋人とも、女子会でも来られるちょうどいいカジュアルさ。

「バンブーカフェの魅力を語るうえで、まず何よりここの親子がアツいんだ!!ご飯も飲みものも良いんだけど、最初はこの二人を紹介します!!カモン、二見親子~~!!フゥーーッ!!」

「一番アツいのあなたや!」
バンブーカフェを経営する仲良し親子にログイン!

奥から出てきてくれたのはBamboo cafeを経営する二見親子。二見裕介さんと二見和子さん。
元々会社で勤めていた和子さんにはお子さんが4人もいるそう。料理好きな性格に加え、そこには毎日大量のごはんを平らげる元気な子どもたちの存在があり、10~20人前の料理なんて当たり前のように作っていたレジェンド級母である。
福岡で生まれ、転勤でつくばには32年前にやってきたとのこと。
そして2008年8月に竹園でBamboo cafeを開くにいたったその背景には、みんなに美味しいものを食べてもらいたいというシンプルな動機があった。
対して和子さんの料理を食べて育った長男の裕介さん。転勤で湘南の二宮町で生まれ、そこから千葉県内の大学で物理を専攻したがサービス業に興味をもち、飲食業に飛び込んだ。都内でレストランの経験も踏んだが、経営の視点からサービス業を学ぶために転勤がある大手牛丼チェーンで就職。
なんと西大通り沿いにある春日の牛丼屋はかつて裕介さんが立ち上げたそうです(笑)
そして経営について学んだ後、もともと持っていた独立への熱意とBamboo cafeのオープンが重なり、親子一緒にスタートした。
ウィスキーの山崎をはじめ、様々なお酒を味わうのが好きで、勤めていた時は家に帰ってからカクテルを勉強しまくっていたことを活かし、Bamboo cafeではカクテルをはじめとしたドリンクを担当している。


「…とまあ、こんな感じで親子が役割分担しているのが魅力なんだよっ!!何十年も愛情をこめてご飯を作り続けてきた母と、興味を追求して器用にテクニックを吸収していく息子。それが”親子”という絆でつながってるんだよっ!!EXCELLENT!!その二人が織りなす空間は特別な心地よさがあってだね。まるで家族の一員のような、優しく包み込んでくれる雰囲気。これがタ・マ・ラ・ンのよ!!そしてはじめて料理もお酒も心から味わえるし、これがまた美味しくてさ。WONDERFUL!!」

「確かに!しかもお店の内装も清潔感があふれているけれど、小さなアイテムで遊び心もあってかわいい!大久保さんのおかげで一気にディープログイン状態です。楽しくなってきた~~YEAHHHHH!」

「オナカスイタ」
~~~3日後~~~

「…そしてね、みどりのはこれからもドンドン盛り上がっていくと思うわけよ。むしろ、そのために出来ることをドンドン実行していきたいって言うか。既に駅前も住宅やスーパーも充実してきているし、飲食店もドンドン増えていくと思う。そんな中で僕らに出来ることっていうのは、つくばで頑張っている若者を応援して、これからの世代でもドンドンつくばを盛り上げていくのに全力を尽くすことだと思うわけさ。」

「本当に素敵な考え方ですね!!私もつくばで生まれたけれど、当時は今に比べたらこの辺りは林ばっかり。当時もこの周辺には全然探検に来ていなくて、どんな場所なのか最近まで全然知らなかったのです。お互い様かもしれないけれど、つくば内でお互いのことを知っていくってとても素敵な発見が多くて良いことだと思うのです!みどりのの魅力として、バンブーカフェさんのこと、もっと知りたいです!!」

「めし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」


「ハッ!つい熱くなってしまった!!食べよーー!!レッツラ・イーティング★★★」

「完全に意気投合してやがる…」
【母の料理】×【息子のカクテル】=【親子の無限ループ】

バンブーカフェでは通常のメニューに加え、卓上にオススメがかわいく置かれている。
これを発見した案内人の大久保さんが、誰もが一度は言ってみたいアノ一言を放つ!

「とりあえずコレ全部ください。」

「かしこまりました!」


「かっけぇえええええ!!!やったぁああああ!!!よっシャッチョさん!!カミサマ!!イケメン!セグウェイプリンス!スーパーヒーロー!聖なる偉人!有休残り10000日!ダンブルドアより上!都会のリゾートホテル支配人!ビー玉職人!」
※この日は大久保さんが奢ってくれることになっている

「へへっ///バンブーカフェの魅力、みんなに伝えたいからさ!!ってことで、かんぺーーーー!!」



「かんぺーーーー!!」
ということで始まりました。すでにバンブーカフェの魅力をかなり語ってもらいましたが、これからどんな料理が来るのか楽しみです。

くんせい盛合せ¥800
まずやってきたのは、サーモン・チーズ・たまごのスモーク!
まずはつまみつつ、ビールをガブガブ飲みます。
このスモーク加減がちょうどいい。ギュッと味が詰まって、ビールがすすみすぎてしまいます。ルービー問題~~

スモーク鴨とピクルス¥550
つづいてはグランドメニューからスモーク系をもう一品!
柔らかい身も、スモークで燻しが入り余計な水分も飛んで旨味が濃縮されております。
しかしなんだこの…
母、といえば、

こんなのや…

こんなのを想像しますが、
バンブーカフェの母の味は最近の流行りのオシャレな雰囲気を取り入れた見栄えもかわいらしい洋風な料理が多いです。
おつまみがしゃれているので、しゃれているお酒がグイグイ進んでしまいます。

はちみつビール¥800
こちらは裕介さん考案のオリジナルビアカクテル。その名もはちみつビール。
飲み口はしっとりビターで、あとからふわっとはちみつの甘い香りが追いかけてくる飲み口です。
大久保さんは隣でものすごい勢いでビールを飲みほしています。(笑)それほどお酒がすすむ料理と雰囲気なんですね~!


「こりゃタマラン!!」
昔野球部に所属していたこともあってか、古き良き体育会系のノリでガツガツ飲んでいく大久保さん。こんな兄貴がいるとお店の魅力がよく分かります!あらためてありがとうございます!!

あさり酒むし¥650
さらに料理が運ばれてきます。
あさり酒むしにはワカメもログインしており、海鮮の旨味が酒で煮詰められ、至高のスープとともにいただきます。
これはワインとかにも合いそう…!

ギョウザ¥550/6ヶ
続いてはこちら!
この餃子がまた…うまいっ!!
自家製のアンで、お肉がギッチリ詰まった餃子を食べて、母を感じざるを得ませんでした。
コムの親鳥もこういう身がパンパン系の餃子を作るので、身体に死ぬほどなじみました。そして少しだけ、泣きました。

あぼにも大ヒット!手作り感のある餃子はグッときます。
あぼも珍来のパンッパンの餃子を食べて育ったので、この質感はたまらなかったみたいです。珍来にどっぷり通い詰めているあなたもきっと、ここの餃子にハマるでしょう。ただしオススメなので常にあるとは限りませんのでご注意を…!

山芋ガーリックバター醤油¥450
さてこちらは「絶対うまいネーミング」にやられて、メニューを見ながらハモって注文してしまった一品。
歯ざわりが心地良く、ショリショリいいながら食べられます。ガーリックバターって間違いないよね~

一つ一つの料理を心を込めて作っているのが和子さんの背中を通して伝わります。
バンダナにエプロン、なんか安心しますよね。
こうやって何十年も子どもたちの胃袋を治めていたんだから、やっぱ母親ってすごい…!

ドリンクのメニューをみながらボソッと「オリジナルもあるんですか?」と聞くと

「ベース(ジン/ウォッカ/ラム/テキーラ)などを指定してもらっても良いですし、『甘いのが飲みたい!』や『柑橘系が好き!』などの好みに合わせてもオリジナルカクテルを作ります。お気軽にどうぞ~!」

「ん~なんか美味しいの!」

「ブルームーンってできますか?」

「ええ、できますよ。」

「ブルゥームゥーン?ワッツ?!」

「自分が一番好きなカクテルなんです。スミレのリキュールも使われていて、不思議な味がするんです。」

「ブルームーン、プリーズ。」

「かしこまりました。」

シャカシャカシャカ…

ブルームーン¥900

「ブルームーンです。どうぞ。」

「ビューティフル…!」

ズズズ…

「これは…確かに不思議な味だ。美味しいけど、もしかして結構強い?」

「26~7度くらいです。」

「私が飲んだら一杯で首が垂れるやつだ。」

「けどチビチビ飲んで、ご飯も食べれば大丈夫っす。」

「母の料理で酒が進み、酒の味で料理が進む。これぞバンブーカフェの最大の魅力!親子の無限ループだ!」

「親鳥が卵を産み、卵がかえって親鳥になる。そういうことですね!」

「それは違うぜチキン野郎。」
~~~静寂~~~

「……(メニューを見ながら)次はチーズオムレツはいかがですか?」

「お、よくぞソレを選んだな!」

裕介さんがキッチンに…!

「クックックッ(フライパンを振る音)」

「あれ?料理は和子さんが作るのでは…?!」

「オムレツを作るときだけは、裕介が東京のレストランで修行して培った技があるので、彼に作ってもらうんです。すごくフワフワなのよ♡」

「あれ…?この背中…どこかで…」

料理人の背中に通ずるもの(左:Bamboo cafe 右:cafe&beer GOATEE)
かつてGOATEEでみた背中と似た雰囲気を感じてしまいました。作っているものはオムレツとパスタとで違いますが、背中を丸めながらフライパンをクックッと振る姿にはつくば共通で通ずるものがあるのかもしれません。
死ぬほどマニアックですが、もしつくばで他にも通ずる背中を見たことがある人がいたらぜひ教えてください!!

「どうぞ。」
背中を見て職人魂を感じ取っていたらあっという間に完成しました!!

チーズオムレツ¥450
これが都内のレストランで修行を経たチーズオムレツ!
顔が描いてありますね。(笑)

たまごは雲のようにふんわりしていて、チーズの滝が合間から流れています。ケチャップの湖を一緒にひとすくいして、レタスの森を眺めながらいただきます。
なんてメルヘンチックな気分に浸れるような景色《味》でした。酔いが回ってきた模様です。
芸術一家!絵本作家の弟と画家のおじを持つセンスDNA一族
なんだか楽しくなってきました~~!(∩´∀`)∩
テンションが上がり、店内に気になるところを探し出し始めます。

まずカウンターの上にジョジョなどの漫画を発見!なんとこれは常連さんが置いていったものだそう。
ジョジョを読みながら家庭的な雰囲気でゆったりお酒を飲むのが日課で、ほかのお客さんも読んでいいということでお店に常備しているんだそう。

続いて店内に将棋を発見。なんと裕介さん、将棋の二段をもっているとのこと。
多彩な才能にあふれた裕介さん。
実はもう一つ、裕介さんのセンスが光った作品がお店にありました。

なんとこのお店のロゴ、裕介さんのデザインなんだそうです!
竹の節や笹の葉をモチーフに文字が組まれており、インパクト大!しかも鉛筆でがんばって作ったんだそう!マルチプレイヤーですね~!

店内に戻ると今度はジョジョとは違う本を発見しました。
これはなんと絵本!
裕介さんの弟にあたる二見正直さんが絵本作家で、その作品が置いてあるんです。
ちなみに中でも世界中で読まれている代表作はコレ。

「もっとおおきなたいほうを」です!
その場で読ませてもらったのですが、ネタバレしないように話すと、大きさで争ってどんどん過激になっていった末にまさかの展開が…。オチが笑えるけど考えさせられる部分もあるなぁ~という絵本でした!!
えほんやなずなさんにも置いてあるのかな?今度いったら聞いてみます(*’▽’)

ふと気が付いたのですが、壁に高そうな絵が何枚か飾ってあります。聞いてみると、これまた裕介さんのおじにあたる方が洋画家とのことで、その作品が飾られているんだそう!
一体どんだけ芸術一家なんだ二見一家は!!(笑)
この作者は二見利節(ふたみとしとき)さんといい、湘南の二宮町に2000点以上もの作品が展示してある二宮町ふたみ記念館を構えています。すごすぎ…!!しかも町の公共施設です。
裕介さんが多彩な才能にあふれているのにも、ここまでくると理解できますね。
ちなみに二見利節さんの娘さんもまた画家だそうです。
完全な芸術の血筋や…!!
研究者のお父さんと地元民がつくばについて熱く語らう
なんと店内をくまなく探していたら、お父さんご本人を発見しました!
つまり和子さんの旦那さんで、裕介さんのお父さん。

二見茂さんは研究者をしていて、仕事終わりによくバンブーカフェに立ち寄る常連さんでもあります。
研究内容は半導体形成に使われる技術。かつて1マイクロメートル(1000分の1ミリ)の精度で半導体が作られていた時代に「1ナノメートルで作るぞ!(1000分の1マイクロメートル)」という会社のプロジェクトに参加。
5年間の期限付きの壮大な企画だったが、ギリギリ5年目の前半で一気に追い上げ成果をだし「Nanometer positioning and its micro-dynamics」という論文を執筆。この論文が業界でバズり、引用数が3桁にも達してしまったことを教えてくださいました!

「つくばって本当にいろんな人たちが住んでるんだな。こうしてカウンターで飲んでたら隣にすごい研究をしている人が座っているなんてのもつくばらしいよね。学生(コム)も、つくば生まれのキリン(あぼ)も、元役所勤めのセグウェイ乗り(自分)も、技術を着実に進歩させている研究者も、九州で生まれて今ここで腕を振るっている料理人も、おいしいお酒を情熱をもって作ってくれるバーテンダーも。すごく面白い街だよね。」
「普通キリンはいない!」

野菜たっぷりひき肉カレータンドリー付き¥1100
つくばについてたっぷり語り明かした後、大久保さんオススメの〆というカレーをいただきました。
昼はお店が空いている時間で別のカレー職人がランチをやっているそうなのですが、夜は母の味の代名詞ともいえるカレーをだしています。
カラフルな野菜がゴロゴロ入ったカレー。中辛で、米の味を引き立たせるコクがすごい味わいでした。

タンドリーマフィンバーガー¥550
そしてハンバーガーも追加で。マフィンにはジューシーなタンドリーチキンが挟んであります。
しかし大久保さん、一体どんだけ食うんだ・・・(笑)
完全におなか一杯になったので、そろそろ帰ります。
さいごに

いかがでしたでしょうか。おいしい母の料理と息子のカクテルをたっぷり堪能してしまいました。
母の味を味わいに来ても良し、息子のカクテルでしっぽり過ごすもよし。
バンブーカフェは家族の暖かさのなかに、ご飯もお酒も楽しめる2種類の魅力がありました。
お店のことをよく知る人に案内してもらうと、こんなにも魅力をたっぷり知れるのかと驚きました。
「俺のいきつけも案内してやるぜ!」という熱い常連さんがいたら、ぜひ我らにお店の魅力を教えてください!
みなさんもみどりので飲むときはぜひ参考にしてみてくださいー!
それではまたジカイ!!
Bamboo cafe(バンブーカフェ)の詳細情報!
営業時間 | 【ランチはお店を貸し出しカレーショップCoocyが営業しています。営業時間11:00〜15:00(LO14:30)定休月・火】 【Bamboo cafe】18:00~24:00(フードLO23:00、ドリンクLO23:30) |
定休日 | 月曜日 |
場所 | |
キッチンバー Bamboocafe(バンブーカフェ)@つくば |
コメントを残す