「夢は国民栄誉賞。」レンジャーカラーのリョカッキの魅力に迫る!
おーっす!
コムとあぼです!
突然ですがみなさん、リョカッキさんを知っていますか?
つくばを中心に活動するアラサーメンバーで構成されたPMG(ポピュラーミュージックグループ)で、
つくばクラフトビアフェストや、ラーメンフェスタ、辰海ナイト、LIVE PLANT in MUSIC PLANTなど様々な場所でライブを行っています(予定も含む)。
2016年12月に結成されたリョカッキ。公式HPには「アコースティック・フォーク・エレクトロ・ハウス・パンク・ポップス等々、経てきた音楽は違えども、その音楽性をミックスさせて絶妙なハーモニーを奏でるインスタ映えバンド。」と説明がある通り、メンバーひとりひとりの音楽の好みや経験はさまざま。
しかしリョカッキが奏でる曲はどこか懐かしさを感じるような、レトロな雰囲気のあるポップな曲調のものが多い。一度聞いたら耳から離れないような、キャッチーで記憶に残る心地よいサウンドもリョカッキの魅力なのだろう。
アラサーで構成されたメンバー柄、キンモクセイや19(ジューク)、ゆずなどの影響を強く受けた世代であるため、そのあたりのアーティストが好きな人には特に聞いてみてほしい。きっとバシッとハマるだろう。
また、「リョカッキ」というバンド名もキンモクセイの最大ヒットシングル「二人のアカボシ」のボツになった歌詞からとったというから、そのキンモクセイ愛たるや、計り知れない。
ミュージックプラントつくば店でライブなどの活動を行うことが多いというリョカッキ。
よくミュージックプラントに行く人は、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなリョカッキのメンバーの皆さまに独占インタビューに応じていただき、その魅力に迫ります。
~~登場人物紹介~~
:カジヅカ マサツグさん(32)。筑西在住。リョカッキのリーダーで、ボーカル・ギター・コーラスを務める。曲づくりも基本的に手がけている。焼き鳥の皮を「タレでいく」のが好き。
:シバハラ リキさん(30)。つくば在住。ベース・コーラス・ボーカル担当。リョカッキ各メンバーを絶妙なタイミングで誘い加入させた裏番長。発信力高めなイケメン兄さん。幼少期、ポケモンをやりたすぎて習い事のピアノを辞めたというパンクな経歴を持つ。影響を受けた音楽は19(ジューク)。
:ホソダ ケンシロウさん(31)。つくば在住。ギター・コーラス・パーカッション担当。とてもマルチなテクニシャンなのだが、今回のインタビューで最初に「僕は20歳です」と自己紹介したことがきっかけで、以降の発言がほぼ信じてもらえなくなってしまった。洋楽が好き。
:シブサワ ショウさん(31)。神立在住。ドラム(サポート)。本来リョカッキのドラムを務めているはずのグリーンが現在不在なため、グリーンと仲良しのシブサワさんがサポートメンバーとして期間限定で加入した。癒し系だけど、ハイスタなどのメロコア系で激しめが好きというギャップ持ち。
:コム。高校のときに軽音楽部でギター、大学ではドラムを経験したことがあるが、どちらもあまりに不器用でセンスも皆無だったため、当時のことは黒歴史と化した。「音楽=ラルク」と考えているので、カラオケに誘ってくれる友達が少ない。
:あぼ。ドラムやボーカルの経験がある。長い首でヘドバンしたときに歯をマイクにぶつけ、前歯が欠けたことを歯医者さんにはやんわり隠しているつもり(バレてる)。年齢は不詳だが、リョカッキのメンバーとはなぜか趣味がバッチリ合っていたみたいだ。
まずリョカッキの結成時のアツアツのストーリーを予習しておきましょう。
「2年後にまた会おう。」
ワンピースさながらの言葉を放ったのはベース担当のシバハラさんだった。
2010年7月にシバハラさんが結成したパンクバンド「COACH」に翌月の8月より加入して以来、2011年11月まで共に音楽をかき鳴らした仲であったカジヅカさん。
2012年2月には音楽性の違いにより独立したカジヅカさんが新たなアコースティックユニット「RamuneFizz」を結成。
「COACH」と「RamuneFizz」はそれぞれの活動を続けた。
時は経ち、2014年4月。「RamuneFizz」は活動を休止した。さらにそれから7ヶ月後の11月にはシバハラさんも「COACH」を脱退。それだけにはとどまらず、次の衝撃的な事実で、2014年はさらなる激動の年となった。
カジヅカさんがバンド活動に勤しむ拠点であるつくばを離れることになったのだ。
原因は本職の”出張”だった。抗うことは出来ない、会社の都合。これにより、2年間は遠く離れた静岡の地での生活を余儀なくされたのだった。
しかしこの絶望的とも言える状況で、シバハラさんの口から放たれた一言が後に大きな希望の光となる。
「俺とバンドを結成しないか。」
しかしここから2年間、つくばのメンバーと活動するなんてとても現実的ではない。しかし、ここでカジヅカさんは否定を越えて肯定に回る。
「2年、待ってくれ。」
…まるでワンピースだ。
シャボンディ諸島で再会を誓い、それまで各々の修行を積む。その2年はあまりに長く、そして厳しい月日だった。
そして2年後、約束の刻は訪れた。
「待ちわびたよ。さあ、また一緒に音楽をやろう。」
「COACH」時代の音楽性の違いや、2年間の別れを経てもなお、かねてからの絆はふたりを引き合わせたのだ。
ここから物語は加速してゆく。
シバハラさんが「COACH」で2年10ヶ月もの間活動を共にしたドラムスのツチヤさんがCOACHを脱退。
そして2012年6月に初対バンをして以来、その存在を4年半もの間認めてきたバンド「The Mute」のギターであるホソダさんと、そのバンドの解散。
タイミングとは重なるものである。
約束の2年を迎え、結束が復活した2016年10月からものの2ヶ月であっという間に仲間が集う。
空は快晴。「リョカッキ」の誕生だ。
「キンモクセイ」と「リョカッキ」
「リョカッキさんって漢字で書くと「旅客機」ですか?なんだか独特な印象を受けます。」
「特に意味は無いんですよ(笑)。まぁあの、キンモクセイ(※1)の有名な曲のひとつに「二人のアカボシ」という曲がありまして。その歌詞の中に「朝焼けの水蒸気」ってのがあるんです。その曲のリリース直前にNYのテロがあった影響で本当は「朝焼けの旅客機」っていう歌詞だったのが「水蒸気」に変わったって話があって。自分らがキンモクセイを好きすぎて、そのエピソードをすごく気に入ってまして。そのボツになった旅客機っていうのを拾ってきたんです。」
キンモクセイ:2001年にデビューしたポピュラーミュージックグループ。2002年にリリースした「二人のアカボシ」はオリコンTOP10にランクインし、当時の若者たちに絶大な支持を受けた。同世代の人気アーティストにはゆず、ジュークなどがある。アラサーなら知らない人はいないだろう。
「相当なキンモクセイ愛ですね!」
「それにキンモクセイになぞらえてカタカナ表記にしてみたら、パット見たときにインパクトがあるなぁ~って気に入ってしまって(笑)」
「リョカッキさんの曲調も、キンモクセイの影響を受けているのですか?」
「そうですね、主に自分が曲を作っているのですが、昭和歌謡系のようなレトロな曲調のものが多いですね。特に高校生のときにギターを弾きながら作った曲もあるので、自分としてはそれを聞いて欲しい!という思いも強いです。」
「もろに影響を受けていた時期に作った曲もあるのですね!ちなみにバンド活動を続けていく上で、将来的な目標はありますか?」
「個人的にはなんだろう、国民栄誉賞とか…ですかね!」
「!!!!!」
「突然めっちゃビッグになった!!(笑)」
リョカッキはジャンボジェットを夢見て、羽ばたいています。
音楽性より人間性
「シバハラさんはどんなアーティストが好きなんですか?」
「自分はジュークに影響されましたね。キンモクセイももちろんすごくハマりましたけど。そして他にもマキシマムザホルモンとか9mm Parabellum Bulletなども好きです。」
「え、シブサワさんは?」
「僕はどっちかというとうるさい音楽ですね。メロコアとかそんな感じ。ハイスタとか。」
「なぬっ!!ホソダさんは?!」
「洋楽ですね。ジャミロクワイとか。サマーソニック好きです(笑)」
「…なんか、音楽の趣味が似てる人が集まるイメージでしたけどなんかそういうことじゃないんですね。」
「やっぱり人間性なんですよ大事なのは。」
音楽性を超えて人間性で繋がっているリョカッキ。
取材しているさなか、終始音楽へのアツい想いと、それとおなじくらいの笑いが絶えない。
この家族のようでいて親友のようなアットホームな雰囲気がリョカッキの一番の魅力なのかも知れない。
俺たちはかなりマトモ。
「結構音楽やっている人って病んでたりとか、あとなんかろくでもない人間とかも多いよね。」
「ダメな奴が多めなんですよ。」
「そうなんですか?」
「う~ん…」
「けっこうアレっすよ。」
「ほんとにけっこうアレ。」
「なんか上と下の差がありません?あたし大学時代、留年してやめるやつか、主席かしかいなかったです。」
「それはさすがに、すごい差だな(笑)」
「確かに言われてみれば、”音楽やってるやつクズばっか”っていう法則ありますよね、大学でもありました。自分もクズ側だったので間違いありません。」
「真っ昼間から大学でビール飲んでた(笑)」
「まあこのメンバーはまともだと思いますよ。」
「いやほんと、かなりまともだと思う。」
「まともなポイントを教えて下さい!」
「ちゃんと…既婚なんですよ。シブサワくんと、もうひとりのグリーンは結婚はしてないけど、グリーンは公務員だし。」
「まともっ!」
「シブサワくんもちゃんとした、いえば誰でも知ってる会社で働いてるし。」
「で結婚してなおかつカジヅカさんは家を持ってるし、ホソダさんは子供もいる。」
「まっともっ!!!」
「すごいですね、なんかこう家庭をもってもこうやって趣味を大切にできるってけっこうすごい。」
「全然応援されてないけどね…(ボソッ」
「お父さんかっこい~!みたいなのは?」
「息子は言ってくれる!嫁さんは全く見に来ない(笑)」
「このまえ直前で『じゃあ帰るよー』って言って帰ったもんね(笑)」
「バンドマンとしてはまともだけど家庭人としては残念…」
「(そっとホソダさんにビンビールを注ぐ)」
リョカッキの攻略本がすごすぎる…!!
リョカッキの大きな特徴として、そのHPがあまりに詳らかに書かれていることが挙げられる。
ん?なんかトップページ一番下に書いてある…!
えええええーーーーー!!!
本当にありがとうございます涙
そしてこのホームページがどれだけアツいか、伝わったでしょうか?(*’ω’*)
「ちょっとHPについて語っていいですか?」
「なんでございましょう!」
「世代的に今って、ゲームを買った時に攻略本ってないじゃないですか。攻略まとめサイトとか見ちゃって。攻略本世代って攻略本読むの多分すごい好きだと思うんですよ。いろいろ、武器の設定とかが載ってたりとか、敵キャラの説明が書いてあったりとか。そういうのがすごい好きで。はい。で、ぼくが他のバンドのHPを見たとき、メンバー紹介誰々~とか、ブラッドタイプオーとか、そんくらいしか書いてなくて。すごいフラストレーションで。こいつのことが知りたくてHPみてるのに全然なんも分かんないじゃないですか。だからもう別に隠すほどの個人情報持ってないし、見てもらったときにに、こいつらがどういうグループで、どういう音楽を歌ってて、どういう背景がある人達なのかっていうのを分かってもらいたいなっていうのがありまして。で、バンドを気に入ってもらうのに、ぼくって結構曲を聞いて気に入ることが少ないんですよ。確かにどっかで耳にして『ああ、いい曲だな。このバンドなんなんだろう』っていって調べることもあるとは思うんですけど。どっちかっていうとそのバンドの人柄を知って、その人たちが『ああ、こういう曲を作ってるんだ。おもしろいバンドだな』っていって好きになることのほうが多いんですよね。多分世の中にもそういう人って他にも絶対いるはずだと思ってて。だからその、HPってバンドの攻略本だと思ってます。だからもう見せられるものは全部見せようと思って、そういうHPを作るように心がけているんですよ僕は!!」
「初めて聞いた!(拍手)」
「初めて聞いた!(拍手)」
「初めて聞きました!(拍手)」
「こっ、、、こんなアツい想いがHPに…!ってメンバー誰も知らなかったんかい!!!」
「面と向かって話すのはね、ちょっと(照)」
グリーン復活!
2018年9月はじめ。
旅に出ていたグリーン担当であるツチヤさんがリョカッキに戻ってきました!
4色そろったリョカッキ、これから一体どんな旋風を巻き起こしていくのでしょうか~!
そしてサポートメンバーのシブサワさんも、別のバンドで活躍しているので、見かける機会がありそう(*’ω’*)ワクワク
リョカッキスーパーライブfor勝手につくば大使
さてさて、そんなアツアツなリョカッキのことについていろいろ詳しく教えてもらたところで、、、
みなさん。曲、聞きたくなってきませんか~?
なんとこの日、独占インタビューに応じて、独占ライブを開催してくださいました!!@海鮮や辰海
その様子を最後にご覧くださいっ!!(*’ω’*)
パチパチパチパチ!!
リョカッキさん、ありがとうございました!!
愚かな男、アメダマの2曲でした~!!
それぞれとても素晴らしい曲で、このライブの後、完全に大使お気に入りの曲になりました(*´∀`*)
MUSIC PLANTでの月例ライブや、つくばの各所で開かれるイベントでリョカッキさんを見かけた際には、
昭和感漂うレトロでいつまでも聞いていられるような曲と、
メンバーのみなさんのアットホームな雰囲気をどうぞエンジョイしてください~!
大使もこれから色んなイベントに行くのがさらに楽しみになりました(*’ω’*)
サイリュームもって盛り上がってまいります笑
それではまた、ジカイ。
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