年に一度!植物園の蘭展に行ってきた!
今回のクエストでは筑波実験植物園で毎年開催されている「蘭展」にログイン!
・蘭マニアのおっさんが育てる伝説のモヒカン草
・世界で初めて成功した○○の開花
・恐ろしく恥ずかしいコスプレ
…などなど不思議なコンテンツが盛りだくさんの蘭展に行ってきたぜ!
おーっす!コムです!
今回は筑波実験植物園の展示イベント「蘭展2017」に来ています。
一昨年くらいから蘭展の存在は何となくポスターや看板などで見かけて知ってはたのですが、何となく足を運ぶには及んでいませんでした。
しかし、、夏に行われた「水草展」で展示イベントの楽しさをガッツリ教わったので、きっとこのイベントでも何かヤバイものがあるんじゃないか…ということでついに初蘭展にやってきました。
蘭展2017にログイン!
蘭展は植物園の建物の中で行われています。
ここで軽くウィキペディアを見て蘭についての特徴を整理すると、
- 蘭は熱帯から亜寒帯に生息する
- 被子植物の中では最も種類が多い
- 概ね暖かいところが好き
- 独特な形の花を咲かせる
ふむふむ、、蘭って胡蝶蘭くらいしか思いつかなかったけどこんな特徴があるのか!
蘭は概ね暖かいとこを好む、、ので植物園の中でも温室コーナーの中で多くの蘭が展示されている。
寒い屋外より暖かい室内のほうがよく育つ植物らしい。
というわけで温室へ!
いざ行ってみましょー!
中ではこんな風に様々な蘭が展示されています。
ちなみにめっちゃ蒸し暑いので汗が止まらないしカメラのレンズもすぐ曇っちゃうので注意!
ゆったりと鑑賞しましょう(・∀・)
ちなみに温室に入ってお出迎えしてくれたのは…
まさかのバナナでした。
9月下旬から12月頭くらいまで温室のみごろ植物No.1のキングオブみごろ。蘭は展示なのでみごろランキングにはカウントされていない模様。
それでは、バナナのインパクトを受けながらも、、蘭を見ていきましょうか
「普通にめっちゃキレイ。何か室内もフローラルないいかほりだし、エレガントな気持ちになれて最高だぜ!」
こんな色鮮やかで色んな形のかわいらしいお花を咲かすのも蘭のひとつの特徴ですね。
次々に見たことがない蘭を見られるので新鮮で楽しい!
そんなふうに見進めて行くと、、、
変な蘭が好み?!蘭マニアのおっさんが育てる蘭が超絶モヒカン!
ちょっとおかしな?
形の面白い蘭もいっぱい見つかりました!
例えばこれ!
何か顔見たいですよね!
ポケモン世代の自分には完全にウツドンに見えました。
(引用:ウツドン – ポケモン図鑑ウルトラサンムーン – ポケモン徹底攻略)
完全にこいつじゃん!!笑
他にもどんどん見つかる見つかる変な花。
これとかもう蘭感はどこへ行ってしまったんだっていう。
すさまじい進化を遂げたな、と感心してしまうほどです。
これに至ってはもう花なのかも怪しい見た目。
蘭ってどんだけ幅広いんだ!
歩いていると温室内に蘭相談デスクなるものが。
そこで出会ったつくば洋蘭会の伊東さんにお話を聞いてみました!
「こんちはっ!伊東さん、お名前を聞いて思ったのですが、ここにある蘭はつくば洋蘭会の方々の蘭の展示なのでしょうか?」
(展示されている蘭それぞれに品種名と出展者の名前が書かれた紙がかかっている。)
「そうなんです!僕らが普段趣味で栽培している蘭を持ってきて展示しています。」
「そうだったんですね!ちなみに伊東さんはどんな蘭を栽培してるんですか?」
「お見せします!どうぞこちらへ!」
「実は僕はこう、、ちょっと変わった蘭を育てるのが好きで、コレなんかすごくいい感じに育ちました。見てみてください。」
「伊東さん、本当にこれも蘭なんですか。だってこれ、、どう見たって、、」
「…」
「あはは(笑)確かに似てますね(笑)」
「絶対分かっててやったでしょ!しかしこれも蘭なんて、普通にジャングル歩いててこれを見つけても絶対蘭だぁ~なんて思わないです。」
「蘭ってすごくたくさんの種類があって、それぞれ個性的な顔があるんです。そこも蘭の面白い所の一つですね。」
「他にもTHE・蘭みたいな可愛くてエレガンスな蘭もいっぱいありますけど、伊東さんは何でこういうモヒカン草を育てているんですか?」
「元々蘭に興味を持ち出した当初はそういうTHE・蘭みたいな花を育ててましたが、なんていうかこういうレアでマニアックな花に目をつけるのにちょっとずつハマってきてしまって。こういうのを育ててる人はそんなに多くないですからねぇ。」
「多くないんですか?それは何ででしょう?!」
「臭いんですよね。」
「え…」
「蘭の中でも変な形の特徴的な花を咲かせることが多いバルボフィラムという種類の花の多くは腐った臭いを放つものも多いので、部屋や温室で花が咲くと一発でわかるほどです。」
「それは確かにあんまりみんなが育てたがらないのもわかる気がします。ちなみに一番臭いのはどれですか?」
「隣の建物にあったかな?行きましょうか!」
世界初の栽培条件下での開花!シマクモキリソウが地味!
そういって変わり種蘭マニアの伊東さんとともに第2会場へ。
蘭展をおっさんとデートできるなんて夢のようだぜ!
第2会場も大人気で、色んな蘭オヤジたちが写真を撮ってます。
全く知らなかったけど、蘭好きな人って結構多いんだなぁという印象!
さて、、ではこの中にある一番臭い蘭とは一体どんな蘭なのか…?
「これです。もう花が大分しおれてきちゃってるから本調子の臭いじゃないと思いますけどね。」
美しい赤色で垂れ下がった2枚の花びらが特徴的なブルボフィルム・エキノラビウム。
早速オイニーの方をチェックしてみると、、、
「う~ん、ほのかにすごい嫌な臭さ。この臭いが部屋に満ちるならばすぐにアマゾンでガスマスク100個と香水を100リットル注文するレベル。本調子じゃなくて本当に良かった。」
「栽培してるビニールハウスも花が咲くと臭くてたまらないですよ。」
「育てなきゃ良いのに。」
ほぼ臭いの話しかせずに会場を後にした伊東さん。貴重なお話ありがとうございました!
そしてどうやらこの第2会場には超臭い蘭以外にも目玉の蘭があるらしい。
どうやら世界で初めて栽培条件下での開花に成功した超絶レアな蘭が展示されているらしい。
超絶レアすぎてニュースにも取り上げられたほどだというそのお花。
それを一目見ようと多くのお客さんが訪れているらしい。
おばちゃんたちの行列をかき分け、いざ初お目見え門左衛門~!!
「いや地味~~~!!!」
その花は小さく、さっきまで変わり種を見すぎたせいでついつい見た目に期待しすぎてしまった。
けどこの花はシマクモキリソウといい、小笠原諸島の固有種で、現在は諸島の中でも最も原生の自然が保たれている南硫黄島でのみ野生の姿を見ることが出来ると考えられているマジモンのレア。
とりあえずなんかヤバイのが一目見れてスーパーラッキーだぜ!
恥ずかしすぎる!虫になって花粉を運べ☆
そんな激レア蘭を見た後は第3会場へ。ここで今回の蘭展は最後!
ここには一体どんな展示があるのだろうか。
中では共生をテーマに世界中の植物と昆虫の写真を撮る写真家山口進氏の作品展示が!
この第3会場では昆虫と蘭の関わり合いにフォーカスを当てた展示がされている模様。
蘭は昆虫と密接な関係にあり、昆虫の性質を巧みに利用し花粉を運んでもらうものもあります。
ハチやハエなどを臭いでおびき寄せ、酔わせてそのすきに花粉をつけたりとその技は巧妙なもの。
そんな展示場では、
実際に花粉を運ばされる虫になりきって記念撮影が出来ます。この黄色いのが花粉だそうです。
・・・
・・・
「恥ずかしい。記念撮影スタッフのおばちゃんに似合ってるわねぁなんて乗せられてハメられちまった!!ちくしょーー!!」
そんな見どころ盛りだくさんの蘭展。思い出に残るインパクト大なイベントだったのでまた開催されたときにはぜひみんなも行ってみてください(*´∀`)
記念撮影コーナーは避けて通ることをオススメします!!!
蘭展2017詳細情報!
蘭展2017ホームページ | www.tbg.kahaku.go.jp |
植物園ホームページ | www.tbg.kahaku.go.jp |
つくば洋蘭会ホームページ | ameblo.jp |
場所 |
蘭展2017の写真
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次回予告
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お楽しみに~!(*´ڡ`●)
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