筑波大学の学生団体「WorldFut Tsukuba」にログイン!

もくじ
かわいい後輩との出会い
とある日、パソコンに向かって作業をしていると


「よよよっ?よよよよよっ?大使宛てに見慣れない団体からメールが届いているぞよ…!、、、よく見るとあれれ?」


「・・・」

「・・・・・・・・・・・・・」

「まったく、かわいい後輩め~。会いに行ってみよっと~!」
というわけで謎の学生団体「WorldFut TSUKUBA」へとログインすることに決定。
一体どんな団体なんだろう。ドキドキしちゃうぜ!
WorldFut Tsukubaとは…?!
呼び出されたのは筑波大学内のとある場所。
そこで定期的にミーティングを重ねているという。
ミーティングかぁ。もし大人数がいたら、、人見知りが発動してドキドキしちゃうぜ!


「結構いるーーー!!ドキドキ~」
WorldFut TSUKUBA。話を聞いてみるとこの団体は「サッカーを通して国際協力を行っている団体」だそう。
毎年チャリティーのフットサルイベントを開催し、そこで得た収益を現地の小学校のグラウンド整備などに使用してサッカーが出来る環境整備を行ったり、サッカーのルールの説明をすることなどを通してサッカーの楽しさを伝える支援を行っているらしい。

団体内でも役割分担し、年に2度のチャリティーイベント成功のために何度もミーティングを重ね、来るべきフットサル大会に備えています。

「みんな超アツアツ。しかも仲がいいのが伝わってくる。なんかファミリーって感じだなぁ~」

彼が大使へ連絡をくれたWorldFut TSUKUBAの地域活性化プロジェクトの役職についている下津君。
つくばで開催されるイベントなのでこの町の地元の人にもどんどん参加してもらって受け入れてもらうために、そしてつくばをもっと盛り上げていきたい!というアツいパッションの持ち主。

「普通にサッカーをするだけじゃなく、国際協力とか地域活性化とか色々考えててすげーベリーナイスだぜ!
下津君、イベント当日に参加するチームに密着したいなと思ってるんだけど、どこか面白そうなチームないかな?」

「イベント当日は経験者たちが本気で競い合うガチリーグと、初心者でも楽しめるエンジョイリーグの2つがあります。そのエンジョイリーグに丁度めちゃくちゃノリが良いとあるチームが参加するので、そこに密着してみてはいかがでしょう?」

「そうする~~!ラッキーハッピ~~!」
WorldFut TSUKUBA開催のチャリティーフットサル大会にログイン!

おーっす!コムです。
ということで今回は「WorldFut TSUKUBA」の年に一度の大イベント「第14回チャリティーフットサル大会」にやってきました。
それでは早速このイベントの見どころを勝手に紹介していきましょう。

会場は筑波学院大学のTフィールド(筑波学院大学サッカーフィールド)で、午前から開会式が行われます。
そして会場にはフットサルグラウンドのみならず、

手作り感が染みるWorldFutTSUKUBAの展示や、

当日のBGMを担当するDJブース、

スポンサーブースなどがありこの大会を盛り上げています。

「さてと、、そんじゃあ密着取材といきますか!ここで集合って聞いたけど、、、」

「あっ、大使さーん!こんにちは!今日はよろしくお願いします!」

「ち、、チミたちは、、!!」

今回密着させてもらうのは筑波大学のバスケサークル花畑S&W(シャーベッツ&わっしょい)のみなさん。
種目は違えど普段からスポーツをしている花畑チームは普段からスポーツをしているのでスポーツ慣れしているはず!そして普段からスポーツをしているので連帯感も抜群なはず!
これは心強いチームに密着することになったなぁ~、スーパーラッキーだぜ!

こちら中央の大城響くんがバスケサークル花畑S&Wのフットサルキャプテン。
ちなみにバスケのキャプテンは右のお方。

「キャプテン!今日は密着取材なのでぜひとも優勝して欲しいですねぇ~?ここは一つよろしくお願いしますよぉ?チラチラ」

「負けるビジョンは全く見えません。うちのチームは他のどこよりもメンバー同士の絆が深いので、任せてください。」

「じゃあもし優勝できなかったら…」

「・・・え?」

「逆モヒカンな!!」
(※逆モヒカン)
画像引用元

「わかりました。けど絶対に優勝するので逆モヒカンにすることはありませんけどね笑」

「そのセリフ、忘れるんじゃねぇぞ!!優勝応援してるぜ!!」

そしてエンジョイリーグが始まりました。
エンジョイとは言うものの、他のチームもスポーツ系のサークルだったり趣味でフットサルをやっているようなチームが多く、かなりガチめな印象。
花畑チームも一試合一試合本気で攻めまくっています。

バスケのユニフォームを着てフットサルをしている花畑チームは、午後のトーナメント戦でどこのレベルのトーナメントに出場するかを決める午前のエンジョイリーグ戦で1勝1敗1引き分けという拮抗ぶり。

「接戦ばかりで手に汗握る!みんな白熱していて会場はかなりヒートアップしていて盛り上がってるぜ!」

前半のリーグ戦を終えるとお次はコンテンツタイム!
自分のチームとタッグを組んで互いに試合を見に行って応援し合うバディチームのみんなと組んで、他のグループたちと二人三脚対決!
こんな風に他チームとも交流して仲良くなるためのコーナーも用意されているんです。
どんどん仲良しの輪が広がっていけば、「良い」ですよね!スーパーグッド~!
ランチタイムは地元グルメで午後に備える!

前半のリーグ戦、コンテンツを終え、一旦ランチタイムへ。
出店しているのは地元の飲食店など。特盛り唐揚げ弁当でおなじみの仲々さん、つくばの至る所で見かけるケバブ屋さんアリーズ・ケバブさん、つくばフェアトレード推進委員会 FRATさん、筑波学院大学内のフランス料理レストランカフェ・ド・グルマンさん、移動式カフェCAFE SAN SIROさんが軒を連ねています。

今回はせっかく学院大に来たのでグルマンさんで食べることに。

コクがすごい絶品カレーでお腹を満たす。フランス料理屋さんのカレーは一味違うぜ!
お腹を満たし、いざ午後のトーナメント戦へ!
決勝進出?!決めろ!花畑のスーパーゴール!

午後のトーナメント試合表が出ている。
前半の試合結果を元に強さが近いチーム同士で組まれています。
我らが花畑チームはエンジョイ中位のトーナメントへ!ぼちぼち~!

「キャプテン。意気込みをどうぞ。」

「前半戦ではっきりわかりました。僕達みんなキャラが濃すぎて、圧倒的に”協力”が足りてないです。後半戦ではそんなメンバーの”個の力”を存分に発揮してもらって、この調子で押し切りたいと思います。」

「改善する気が全くない!キャプテンがそう言うならその調子でがんばってください!」
そして迎えたトーナメント戦。

バスケのキャプテンの猛攻により敵チームに攻める時間を与えない。
…がしかし対する敵チームも守りが堅くなかなか得点につながらないッ!!
そのまま試合時間は過ぎ去り、PK戦へ。

花畑と相手の熾烈な攻防が繰り広げられ、次決めれば勝ち!次決められず決められたら負け!というマジでシビアな状況へ。。。
ここで花畑の一撃。これが最後のチャンス、、、

うおぉおおおおおおお~~~~~!!!!びょっほぉおおおい!!!!
ここで着実に1点を決め、勝利!
花畑はトーナメント戦の決勝へ

「キャプテン!おめでとう!花畑チームはこれでトーナメント決勝だね!」

「まぁ、彼がゴールを決めるのは知っていましたけどね。これもチームの持つ“個の力”がしっかり発揮できたということです。ははは」

「完全に調子に乗ってる…!あの、一応確認だけど、負けたらどうなるか忘れてないよね?」

「逆モヒカンですよね?ははは、もちろん覚えてますよ。忘れたりしませんので安心してください(笑)」

「ならいいんだ!エンジョイリーグ中位トーナメント優勝目指して次の試合もがんばってください!」

そう。次が最後の試合…!!
エンジョイリーグ中位トーナメントの決勝戦で相対するのは「ジンギスカン」。
今ここに花畑とジンギスカンの仁義なき戦いが繰り広げられる。。。
つまり、こういうこと。

ジンギスカンの鍋の端に溜まった熱々の肉汁をたっぷり吸って旨味を詰め込んだ甘い玉ねぎが花畑に飛び込んで行く。一体花畑はどうやって熱々の玉ねぎに立ち向かうのか、、!そんな情景が脳裏に浮かぶ。
これはとんでもないことが巻き起こりそうだ、、、!!

さすがに相手が決勝のジンギスカンともなれば、花畑チームもフルボルテージ!
そんな絶対に負けられない(なぜなら逆モヒカンが待っているから)戦いでも、エンターテイメントを忘れず、会場を盛り上げるこのバイタリティの高さ!
ジンギスカン「サッカーとかじゃない、何かですでにもう負けてる気がする。」
そう言わしめるほど会場の雰囲気は完全に花畑が掴んだッ…!
いけ、いけぇええええ花畑ぇえええええ!!!スーパーファイトーーー!!

敗北!!

「いやぁ~~~残念でしたねぇ。何度も点に繋がりそうだったけど、ギリギリのところでゴールに弾かれたりして惜しくも点に繋がらず。けど最後まで諦めない姿勢、かっこよかったぜ!」

「ありがとうございます。やりきったので後悔はありません。いやぁ~強かった、、!」

「でさぁ、あのー、約束のことなんだけど。約束は約束だからね。逆モヒカンにしてもらおうかぁああ!!」

「逆モヒカン?」

「おい」

「ちょっとすみません、別のチームの応援があるので失礼します!」

「てめぇえええええ待てぇえええええええええ」
この記事を読んでるみなさん、花畑の大城響くんを見かけたら教えてください。
バリカン片手にすぐ飛んでいきます。

そして各決勝が終わった後、閉会式が始まります。
大会の各トーナメントの結果発表や、スポンサー企業からの賞品の贈呈が行われます。
ちなみに時間は17:30。日もすっかり落ちてエンディングムードが漂ってます。

WorldFut TSUKUBAの代表の真田さんからトロフィーの贈呈が行われ、本日のMVP(Most Valuable Player:得点王),MIP(Most Impressive player:試合を盛り上げた人)の受賞も行われました。
ここでなんと、、、!!

我らが花畑からMIP受賞者が輩出されました!!スーパーナイス!!

やっぱり本気でピリピリしがちな場面でも会場を盛り上げることを忘れない精神が評価されたのでしょう。おめでとう!!
ただし逆モヒカンはまだ受賞してもらってないので見つけた方、連絡お待ちしてます。頭頂部に大使なりの表彰をしに行きます。
ちなみに逃げられる前に行ったインタビューで、彼はこんな言葉を残していきました。

「バスケしかやってこなかった僕達に、サッカーの素晴らしさを教えてくれたこのWorldFut TSUKUBAさんには感謝してもしきれないです。本当にありがとうございました。」
この素晴らしいセリフの後、すぐ逃げました。
カンボジアへのチャリティー。現地の通訳さんの声
刻は少しさかのぼり、同日のお昼頃。
会場の展示に目をやったときのこと。


「ん?この写真。カンボジアではこんなふうに支援を行っているんだなぁ~。」

聞いてみるとこの人、現地で支援を行う際に日本語とカンボジアの公用語であるクメール語の通訳として派遣されたリーさんという方で、WorldFut TSUKUBAのみんなが現地でめっちゃ意気投合して仲良くなり、現在何のご縁かたまたま筑波大学に留学に来ているそう。

「えっ、現地で会った人がつくばに来てるの?!会ってみたいな~!」

ってことで会いました。リーさん(25)は現在日本語・日本文化を学ぶ大学生で、つくばに来る前はカンボジアの大学に通いながらアルバイトとして通訳のお仕事をしていました。そこで今年の3月にWorldFut TSUKUBAと出会い、そこでめっちゃ仲良くなり、たまたまつくばへ留学にやってきたそうです。
WorldFut TSUKUBAのカンボジアでの活動を現地の人はどう受け取っているのか、ちょっとお話を聞いてみましょう。

「リーさん、WorldFut TSUKUBA(以下WFT)のみんなとカンボジアであった時、どう感じましたか?」

「通訳の仕事として現地のスマオン小学校へ行ったんですけど、彼らのサッカーの楽しさを伝えたいという想いがとっても伝わってきて、そしてサッカーグラウンドまで作ってくれてとってもありがたいと思いました。」

「WFTのみんなの活動に通訳として触れるうちに、仕事としてではなくリーさん個人として感謝が芽生えた、ということですか?」

「そうです。仕事としてだけではなく、頑張ってくれているみんなの姿を見て、自分も頑張らなきゃなと思いました。自分はカンボジアの子どもたちの気持ちや主観がよく分かるから、通訳としてそういうところで助けになれたら良いなと思ってました。」

「そこまでWFTの活動にコミットしようと思ったのには何か理由があるんですか?サッカーは元々好きだったんですか?」

「いえ、サッカーは全くやっていませんでした。むしろカンボジアは暑いので動くのは嫌いでした。WFTと出会ったことで自分もサッカーのことが好きになったし、わざわざカンボジアを選んで地元の子供達にサッカーのことを教えたりグラウンドを作ってくれているということに感謝の気持ちで一杯になりました。」


「なるほど、現地の人達にとってはとってもありがたいことなんですね。最後にWFTのみなさんに一言お願いします。」

「みなさんにはありがとうと言いたい。チャリティーイベントを頑張って成功させて、その利益でカンボジアの小学校にサッカーグラウンドを作ってもらったことに感謝しています。そしてカンボジアが好き、という気持ちを持ってもらってとっても嬉しいです。ありがとうございます。」
そんなリーさんの好きな日本食はこんにゃくと納豆以外全部だそうです。WFTのみんな、リーさんがつくばにいるうちに、茨城の美味しい納豆を克服してもらおう!!
WorldFut Tsukubaの代表は何と美女!
さて、リーさんに聞いたことでよりリアルに感じられるようになったカンボジアでの国際支援文脈。
ただのサッカーイベントじゃない、WFTの代表は一体どんなアツい想いを持っているのだろうか。

聞いてきた。真田佳奈さん(21)。現在筑波大学国際総合学類3年生。幼少期をイギリスや香港、上海、などなど海外を転々としていた帰国子女。
あんだけ盛り上がるチャリティーイベントと、カンボジアでの国際支援を両立させる団体の代表は一体どんな人なんだろうか。

「佳奈さん、おつかれーっす!まずは代表の個人的な話が聞きたいんだけど、サッカーは昔から好きだったの?」

「それが全然やったことなくて(笑)むしろ剣道とかずっとやってました。サッカーっていうのは正直あと付けですね。」

「ほげ?!じゃあ最初WFTに入ろうと思ったのはなぜ?」

「私、秋入学だったんでサークルの新歓とかなくてどうしよーって思ってた時に、たまたま友だちに誘われてWFTのミーティングに行ってみたらその雰囲気にドハマリして(笑)」

「どういうところにドハマったの?」

「みんなでミーティングして何か目標に向かって議論しあって、次へ次へと決定していくのがかっけぇ!ってなって。しかもカンボジア自体にも興味があるなぁと思ったので。だからサッカーとかは全然でしたね(笑)」

「そういう風に没頭できる何かがあれば、なんだって良かったってことか!(笑)」

「そうですね。けど今でも団体内でサッカーのことはちゃんと知りなさいって言われてルールとかは勉強してるんですけど(笑)まだまだわからない状態です。」

「その分カンボジアへの興味が強かったの?」

「はい。元々インターナショナルスクールに通っていて、そこの修学旅行先で南アフリカかヨーロッパかカンボジアで選べるところだったんですけど、その時はカンボジアも行きたかったんですけど南アフリカの方が興味あるなぁ~と思ってカンボジアに行かなくて。カンボジアにも行きたいなぁ~って思いながら大学に入ったんで、WFTでカンボジアに行けるんだぁ~って思って、そこから興味を持ち出しました!」

「えっと、、、つまりこういうことかな?」


「それでカンボジアに行ってみてどうでした?」

「人もあったかいし、子どもたちが本当にかわいくてもういろって言われたらずーっと滞在していたいくらいいいところでした!」


「けどやっぱりただの旅行じゃなくて目的がはっきりあるから現地との交流も生まれるのかもね!」

「そうですね。WorldFutは大元が東京にあって、そちらと一緒に支援しているのがスマオン小学校というところだったんですけど、昨年からはWFTで新しく支援しているトルタノン小学校というところにも行っています。新しく現地の人と協力しながらグラウンドを整備しました。」

「そもそも現地の小学校ってどんな状況なの?そのままではサッカーが出来ないのは何で?」

「グラウンドがボッコボコで、とてもスポーツとしてボールを蹴るような環境じゃないです。そしてルールも地元の子達は知らないので、サッカーと言うよりは球蹴り状態です。そもそも遊具もないくらいなんです。」

「そこに支援としてやってきて、ボコボコのグラウンドを整備してルールも教えてみんなにサッカーの楽しさを知ってもらう、と。」

「そうですね。ただボールを蹴り合う球蹴りと、整備されたグラウンドでしっかりルールを守ってやるサッカーとはぜんぜん違う、とサッカーをやってる人から聞いたので子どもたちにとっても全然違うと思ってます。」

「なるほど~!子どもたちからの反響はどんな感じなの?」

「本当の”サッカー”をやったことでサッカー選手になりたいっていう子供も出てきて、子どもたちの夢が広がったんですよね。」

「なるほど~!また来年も開催するんですよね?」

「はいもちろん!カンボジアの子どもたちのためにも、ぜひまた来年いらしてください!」

「チーム勝手につくば大使を結成するか…!ありがとう!」

WorldFut TSUKUBAへの参加を通して、また今年もカンボジアの小学校のグラウンドを整備する資金が集まりました。しかも当日の大会で出会った新たな仲間や、さらに絆の深まった仲間たちとの思い出も、スーパーグッド!
楽しいイベントだったぜ、、
・サッカー好き
・国際支援に興味がある
・とにかく一生懸命打ち込める何かが欲しい
そんな人にオススメのイベントでした!
また来年の試合の申し込みは要チェックだぜ!
WorldFut Tsukubaの詳細情報!
ホームページ | www.worldfut-tsukuba.com |
twitter.com | |
https://www.facebook.com/WorldFut-TSUKUBA-128582297250866/ |
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