つくばの芝は日本一!!芝の世界にログイン!
今回のクエストでは、つくばの芝にログイン!
つくばの芝は実は日本で一番の生産量を誇るんです。
そんな芝を作る農家さんに聞くと、、、なんとつくばの芝はこんなにすごかった!!
つくばの芝ってどんだけすごいの?
とあるつくばの田舎道をドライブしていると、ふと気づきます。
あれ、芝?
そう、実はつくばは”芝”で全国的にとても有名なのです。
何が有名かって?
ずばり、生産量が日本一なんです。
全国の芝のうち54%もの芝は茨城県で生産され、さらにその茨城県で生産される芝のうち8割はつくばで生産されています。
つまり、、全国の43%以上もの芝がここつくばで作られているんです!!!
そしてさらに、つくばで生産される芝にはいくつか種類があります。これについては後半でご紹介するといたしましょう。
つくばの芝を近くで見てみると、
ここにつくばでしか見ることのできない珍しい芝が混ざっています。黄色いヤツです。
この芝、他の芝に比べて相当ガラが悪く、普段はつくばをタスキをつけて這いまわるといった珍しい特性を持った種類だそうです。
おーっす!回りくどい登場をしましたが、改めて。芝亜種ヘアーのコムです。
というわけで今回は全国的にもすごいつくばの芝にログインしに、東光台のあたりにやってきました!
とはいっても芝についての知識なんて全くないので、実際に芝を生産している農家のおっさんに聞いてみようと思います!
芝農家さんインタビュー①「芝ってどんな植物なの?」
「こんにちはーー!!芝について聞かせてください!」
「え、誰!?」
まず捕まえたのが久保田さん。芝をやり始めたのはまだ自分で2代目の3年目だからまだまだヒヨッコの方だけど、、と謙虚な姿勢で取材に応じていただきました!ありがとうございます!!
「選挙かと思ったよ(笑)」
久保田さんが生産しているのは「高麗芝」という種類で、つくばの品種では「つくば輝(かがやき)」とも言うみたいです。
パッと見ると隙間だらけで土が見えている芝。
芝と言えば一面芝!っていうイメージだと思いますが、これは一体どういう状況なのでしょうか。
「芝は大体1年に1回出荷、そしたらまた育ててマットを作るんです。今は芝が土を覆うように育てているところです。」
「なるほど、今は土が見えないようになるように育てているんですね!
ちなみに草って普通上に伸びていくイメージがあるんですが、どうやったらこの土の部分に成長していくんですか?」
他の場所で撮影したのびのびと育っていた芝。
「この赤く見えるところが”芝の茎“で、ここが地面を這って、その節から根っこが出てきます。一度しっかり根が張ればそこの芝を刈ってもまた生えてくるんです。」
「芝を刈ると根っこの方に栄養が行くのかな。茎が横に伸びて土を覆っていきます。だから最初は土がいっぱいむき出しだけど、芝刈りをして芝の部分を広げていきます。そしてしっかりマットが作られたら出荷、というわけです。」
(芝について話している時、どこか楽しそうだった久保田さん)
「芝ってそういう植物なんですね!それでコツコツ地面が芝でびっしり埋まるまで芝刈りを繰り返すんですね!
大体どれくらいの頻度で芝刈りをするんですか?」
「時期にもよるけど今は週に一度くらいかな。自分は他にも仕事をしてるから休日に刈るって感じかな。今は農家だけじゃ食っていくのは難しいからねぇ。」
「そうなんですね。芝業界も大変ですね、、、(._.)」
芝についての基礎知識を得たところで、次の芝農家さんのところへ行ってみましょー!
芝農家さんインタビュー②「意外と身近なところにつくばの芝が使われている」
「こんちはーー!!」
「え、誰?!」
お次にお話を聞かせてくれたのはこれまた高麗芝(つくば輝)の農家さんである久松さん。芝を始めてもう35~40年のベテラン芝オヤジ!
「芝って収穫するときってどんな感じでとるんですか?上の草だけ、とはいきませんよね。」
「芝はね、土ごと収穫するんだ~!根っこが深くまで生えていればまたそこから生えてくるんだよ!」
こういうことらしい。なんかごめんなさい。
ちなみに収穫後の芝畑はこんな感じになるらしい!
ヤベェ!!
そしてこれくらいのサイズのマットとして3cmくらいの厚さの根が張った土ごと切って出荷されます!
よく雑貨屋さんに売ってる人工芝のナチュラルバージョンですね。
「あれ、すごいことに気づいてしまいました。
根が残った状態で出荷するんですよね。てことは一度根が張ればもう無限に芝が出来るんですか?めっちゃ儲かりません?」
「ところがそうもいかないのさ。大体10年とかくらいのスパンで根ごと掘り返さないと品質が悪くなっちゃうんだ。」
「そんなに甘くないんですね。ちなみに芝をやってて楽しかったこととかありますか?」
「自分の芝がどっかで役に立ってるんだろうなぁと思うとやりがいを感じるね。」
「ここで生産された芝は主にどんな場所で使われるんですか?」
「高麗芝だとゴルフのコースとかに使われてるよ。目が細かい種類だからね。あともしかしたらオリンピックのスタジアムのグラウンドなんかにも使われるかもしれないよね。」
「今久松さんが立ってる芝の上をオリンピック金メダリストが通るかもしれませんね!」
「かもしれないな!(笑)」
そしてこの芝刈り機、なんか真ん中に太いパイプもついてるしなんかイカツイ!
芝農家さんは季節にとらわれないそうで、代わりに忙しいのは雨が多い時期なんだそう。
天気が良すぎてもあんまり伸びないので、熱い時期を避けて芝刈りを行ったりも出来るのだとか。
「あのぅ、乗ってもいいですか?もしよかったら、、チラチラ(輝きのまなざし)」
「おう、いいよ。」
くそたのしい!!
景色が平面芝なので、風を切る爽快感がたまらない!!
芝を刈った時の香りもまたなんか癒されてしまう。
「ありがとうございましたo(*’▽’)o」
実はつくば市役所につくばの芝が集っていた!
そんな体験もしてテンションが急上昇した大使のもとにとある情報が舞い込んできました。
つくば市役所でつくばの芝が全部見られるらしい
とのこと。
というわけで。。
やってきました、市役所。
警備員さんがチラチラ見ているのでササっと取材してズラかりましょう。
ちなみにお目当ての芝はこの辺にあるらしい。
見つけた1個目!さっきも取材してた農家さんが作ってた「つくば輝(高麗芝)」
茎が結構密に生えていて、公園や校庭、ゴルフ場のフェアウェイなどで使われている品種です。
お次はこちら「つくば姫(姫高麗芝)」
茎がめちゃくちゃ密で、さらに管理がしやすい品種。こちらも公園や校庭に加えゴルフ場のグリーンなどに使われています。
ラスト3つ目はこちら「つくば太郎(野芝)」
茎が太く葉も大きいガッシリした品種。緑の色が濃いので見た目もgoodなつくば太郎は道路の中央分離帯や法面、ゴルフ場ではラフに使われています!
「こんなに芝に種類があるとは知らなんだ。つくばの芝、すごいんだなぁ~!」
この記事のカメラマンはなんとこの人!
ちなみに勘のいい方はお気づきかと思われますが、今回の記事で使われていた素敵な写真の数々はつくばのバイリンガルフォトグラファーのきょうこさんに撮影していただきました!
さすがフォトグラファー、といったこの撮影へかける想いと素敵な写真。
大使とは、しばらく前に取材中にたまたま遭遇してから仲良くしてもらってるママさんです(*´▽`*)
家族、カップル、お友達同士、ペットと、など『好きな人と一緒にいるあなたを切り取ります』
そんな想いで切りぬかれた写真は、何気ない一瞬でも逃さず素敵な思い出としてずっと残ります。
例えばこんな写真を撮って欲しい人!
他にもHPに色んな作品が載っているので、気になる方はぜひ見てみてください(*‘∀‘)
「FOR YOU Photography by Kyoko」
さいごに…芝農家さんは怒っています!
実は今回インタビューしたお二人とは別の芝農家さんから、とある注意を受けました。
芝、という性質上、このようなことで困っているみたいです。
- 芝畑に勝手に入って荒らされる
- 中で勝手にサッカーをしたりゴルフをしたりする人がいる
- ペットを走らせたり、糞の始末をしない人がいる
- 穴を掘る人がいる
「芝も農作物です。一回荒れてしまうとその場所に生えていた芝は売り物になりません。大切に育てた芝なので、絶対にやめてください!お願いします。」
とのことです!
せっかくつくばの芝は日本一なので、芝をみんなで大切にしていきましょう!
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次回をお楽しみに~!(*´▽`*)
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