芝農家さんの小倉さんにインタビュー!芝の実情は一体?!

今回は芝農家さんである小倉正徳さん、そして芝農業会社「芝広」の社長である寿司さんに芝のウラガワを聞いてまいりました。
なんでつくばで芝が有名なのか。芝が広まった歴史とは、、一体?!

おーっす!コム (@kattsuku) です!
皆さん、芝活してますか?
茨城県つくば市は芝の生産量日本一。
こうして日本一の芝を堪能できるのもここだけ!
今回は芝の農家さんに、このつくばの芝についてもっと深くまで知るために豊里地区の上里にやってきました!
つくばの芝は日本一!

(圧倒的なつくばの景色)
以前、つくばの芝が日本一だという点は以前下の記事からお伝えしましたが、今回は「もっと奥まで知りたい! 」ということで、芝については軽く知っているのを前提に話を進めていきます。
まだ読んでいない方はぜひ、これを読んでからこの記事を読んでね(≧▽≦)
芝農家:小倉正徳さん独占インタビュー

今回ログインしたのは芝農家歴15年のベテラン小倉正徳さん(41)。
Facebookをめちゃくちゃ使いこなし、多くの友達に愛されている優しいお方。
大使とは以前、谷田部にある「TSUKUBA BOXING GYM」にて会ってからバーツクフレンドになっていたので今回お話を聞ける運びになりました(*‘∀‘)

「こんにちは!芝の話、色々聞かせてください!」

「よっ!コム君!よく来たね、はははは!」

「前に芝の取材をしたので、つくばの芝が日本一だってことは勉強したのですが、、
つくばって芝がなんでこんなに良く育つんでしょうか?」

「地面が平らでよぉ、そんでやっぱ土質が良いみたくてよぉ。」

つくばの土質だと芝がよく育つそう。

「肥沃な大地と平らな関東平野だっていうのも芝に向いているんでしょうね!
そういえば芝って、二毛作みたいに他の作物と交代で作る必要はないんですか?」

「ずぅ~っと芝だよ。俺だってもう15年もやってっで、たぁ~~~~いへんだよ(笑)」

「長っ!!何代目なんですか?」

「いやいや、俺はこの辺の芝広って会社の従業員だからさ。」

「なるほど。芝会社さんもいっぱいあるみたいですよね!」

おもむろに腕立て伏せを始めるまーちゃん(小倉さん)。

「芝会社さんがいっぱいあってよ、前にヤンキー麺の秀さんが間違えて芝良さんの事務所行って『こんちはっ、ま~ちゃんいんのかな?』って突撃したら『誰ですか…』ってなったりしたらしいよ、ハハハハハ(笑)」

阿見町にあるラーメン屋、乱切ヤンキー麺屋秀のコワモテ大将。見た目はいかついけど、めちゃくちゃファンキーで面白い人。Facebookも活発なので小倉さんと仲良し。

「秀さんが入ってきたらビビったでしょうね(笑)
ところで、、前にTSUKUBA BOXING GYMでお会いした時は、完全にプロのボクサーかと思ってました。」

「いやいや、俺なんて本職は芝のエセボクサーだから。ハハハハ(笑)」

全然エセボクサーに見えない。

「昔はプロだった、、とか?」

「俺プロテストやる前に辞めちゃったの。」

「どうしたんですか!」

「中3くらいから5年間真剣にやってたけど、当時は日本チャンピオンになっても30万円しか入らなくて、事務所にさらに半分持ってかれっちゃうって聞いて、あんだけ頑張っても15万かよ~って思って、な~~~んだこれ~~~って言って辞めたんだ。」

「お金かよ!」

「ハハハハ(笑)
それで今では当時の経験を活かして谷田部でトレーナーをしてるんです。」

「昼は芝、夜はボクシング。。。
さすがの体力は芝でも培われているんですね…!!」

むちゃくちゃ大変。こうして収穫後は土を均しながら整える。

「ってことはここ地元で育って、ボクシング辞めて、じゃあ就職すっかぁ~っていう20代のころに芝広さんに入社したんですね!」

「そそそそ!」

この白いのが芝の根っこ。ここからまたきれいな芝が生えてくる。

「芝やってて楽しいことはなんです…」

「全然ねぇ!!!」

「!!!」

「唯一、終わった後のビールが美味い。」

「相当大変なんだなぁ…( ゚Д゚)」
その後話していると、色々とうまいこといって何と芝広の社長さんにお話を聞けることに。
この機会に芝についてもっともっと聞いてみちゃおう(*‘∀‘)
「芝広」さんにログイン!芝界のウラガワに迫る!

ここが上里の芝広さん。社長の寿司(ひさし)さんにお話を聞いてみました!

「こんにちは!よろしくお願いします!」

「こんにちは。よろしくね。」

「なんでつくばってそんなに芝がたくさんあるのか知ってますか?」

「そうだね~、父親から聞いた話だからはっきり確かじゃないけど、一番最初つくばの芝ってのは鳥取からだっけかなぁ、入って来たんだよ。」

「と、、、鳥取から、、?!?!」

「昔、このつくばって地域はどっちかっつーと誰かが豚屋を始めると『豚儲かる』って(噂で)バァ―っと広がるの。それから豚ダメ(儲からない)ってなって今度は石が良いっつーと石屋がズァーっと出来る。そんな土地柄なの。」

「儲け話にどんどん乗っかっていくんですね!」

「そうそう。それでこの辺で最初に芝を始めた人ってのは、今はもうないんだっけかぁ~アサヒ造園さんっていうんだけど、『これからは野菜作ってても先行きがない』ってことで先見の明のある人が『じゃあ芝を作ろう』って感じで鳥取だか御殿場だかはっきりわかんないけど芝を持ってきて畑に植えたの。」

「なるほど、、当時はまだ誰もやってない芝に目を付けた人がいたんですね。」

「元々は芝ってのは山行って鎌で切り出して束ねてゴルフ場なんかに売ってたの。そういうのを誰だったのかは分かんないけど畑に植えた人がいたの。」

「当時は全国的にも芝を畑に植えるってのは珍しかったんですか?」

「そうだよ。みんなにバカにされてたかんね。『何で畑に食えないもん植えてんだ、バカじゃねぇか。』ってね。けどね、そのころ丁度、日本が高度経済成長期だったからそれに乗っかってゴルフ場がバンバン出来たの。んで、山で芝切ってる場合じゃない、畑に植えて生産性を向上しようってなって。(笑)」

「バカにされてたのが逆転しだしたと、、!」

「芝は野菜に比べて単価も高く、管理も簡単なので。1000㎡で30万なんていい値が付いたこともあったのさ。」

「ガッツリ良い値ですね!」

「ガッツリなんてもんじゃないよ!!!それでみんなあれやと作ったの。とにかく作れば売れた。」

「それっていつ頃のお話ですか?」

「40年前くらいかな…その時が芝バブルの始まりだった。」

「それで日本一の生産量に…!」

「こんなに大規模でやってんのつくばだけだよ。」

「じゃあゴルフ場が新しく作られなくなってきたりして大変じゃないですか?」
…(バコッ)

「うっ!ごめんなさい!!」
つくばの芝の未来については禁句みたいである。

「ちなみに芝はやっぱり競馬場とか公園に出荷されるんですか?」

「多いのは被災地かな。河岸の補修で芝がたくさん使われているよ。」

「なるほどー!色々お話ありがとうございました!」

「はい。ご苦労さん。」

いかがでしたでしょうか!まさかこうして日本一になったとは、正直驚きですが、これから芝を見かけたら思い出してみてください(*‘∀‘)
取材に応じていただいたまーちゃんと寿司さん、ありがとうございました!
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