つくば市議会議員の仕事って何してるの?

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おーっす!
ブログは大変久しぶりです。
勝手につくば大使です。

新しい業界に入り早くも3年が経ちました。
ようやく右も左もわからない状況から進み、議会の見える化にもブログで取り組めるような状況になってきたので、様々な見えない政治のコトについて発信していきます!お待たせしました!

議員は何をするのが仕事なの?

まずは議員の一番の仕事についてご説明します。

単刀直入にいうと、採決を取ることです。

さ・・さいけつ?

聞き慣れない言葉ですよね。しかし、議会ではこれが一番重要なコトなんです!

採決とはつまり、市役所(市長)が議会に提出した議案について賛成か反対かを表明することなんです。

結局また議案とか聞き慣れない言葉が出てきてよく分からないですよね。そもそも議会って市役所と関係あるの?的なところからお話ししましょう。

 

市長がアクセル 議会はブレーキ

議会を説明するときによく言われるのが市長がアクセル、議会はブレーキという言葉です。

昔社会の授業で出てきた、三権分立という言葉覚えていますか?

司法・立法・行政

この3つの期間に権力を分散することが、民主主義の根幹になっているわけです。

もし権力が1ヶ所に集中していると、、、

立法(議会)が法案を出し、行政(役所)が実行、司法(裁判所)が適法か判断するといった流れがなくなり、自分のルールは自分で作るし自分だから裁きません!といった想像するだけで恐ろしいジャイアニズムが働いてしまいます。

特定の組織や人物にあまりにも権力が集中すると、その人がマジでめっちゃ良い人で絵に描いたような聖人君主であれば、悪いことも起きないかもしれませんが、いざという時に歯止めを効かせることも出来なくなってしまいます。

その分民主主義だと、権力が分かれているため、やたら滅多に特定の対象ばかりが得をするような法律を作ったりも出来ないようになっているわけです。(その分攻めた動きが取りにくくなるなどデメリットももちろん存在しますが)

 

さて、話を戻しましょう。

権力を分散する仕組みの上で、暴走を防ぐために存在しているのが議会です。

市長はその町唯一の行政のリーダーです。時代に合わせてマニフェストを打ち出し、それを市民が選んで実行を約束します。こうすることで、4年に一度の選挙で、この先4年間どのような政策を行うかは市民が選んでいるのです。(国民主権)

しかし、選挙では細かい政策全てを公開したり市民に広く知ってもらうことは難しいです。なぜならみんな働いたり子育てしたり何かと忙しいからです。ざっくり、この人が言ってることは町を良くしてくれそう!と選挙期間に端的に分かりやすく、誠実なイメージも伝わらないと到底名前なんて書いてくれません。

なので、市長は大まかな方針や市の課題に対する打開策を認められ、市民を代表してまちづくりをリードするスターのような存在なわけです。

・・・が!

そんな市長も市役所を束ねながら、少子高齢化対策や上下水道インフラ整備、新耐震基準に満たない老朽化施設の対応、保育園がもっと欲しい、高校が足りない、などなど様々な市の課題に対して頑張っています。

それでも市民から預かった税金は有限です。時間ももちろん有限です。なので当然、優先順位をつけたり、コスパを考えた対策であったり、どうにかこうにかやりくりに追われるのもお分かりいただけるかと思います。

 

議会の仕事

ここで議会は毎年3,6,9,12月に定例会を開き、市が行おうとしている事業を確認します。

常に市民と接している議員は、市の課題を解決するための新しい作戦や、昨年の結果などを見ながら、今市民が求めているまちづくりをしっかり行えているのかを厳しーくチェックします。

もし議案を見て、「うんうん、確かに市長の提案はもっともだ。ぜひこの調子で頑張ってください。」と思えば賛成、

「いやいや、今この判断はどうなの?ここに1億円使うなら、あっちに使いましょうよ。」となれば反対。

そんな風に常に一般質問と呼ばれる議員が市の仕事ぶりを公に質問できる機会や、委員会と呼ばれる専門性の高い会議を通して一旦少人数でジャッジを下しましょうというグループなどを駆使し、

様々な角度から判断材料を集めて、議員それぞれが賛成反対を表明します。これが最初にあった「採決」です。

 

これは極論ですが、採決さえすれば議員の義務は果たしていると言えます。

もしその採決に納得いかない市民が多ければその人に投票しなければ良いのです。

他の議員の仕事は?

採決が議員のもっとも重要な義務であると書きましたが、これはあくまでその議員が市民のことを考えちゃんと判断できる情報網も持ち合わせている場合だと思います。

どんな議員でもバックグラウンドや地域性、経験値全てが異なるわけですから、一概には言えませんが基本的には時代に合わせて情報収集を行い続けないと、特定の市民のみを考えた偏った判断を下しかねません。

つくば市議会は28人で構成されていますが(今は2人がやめたので26人)、その一人一人は全市民のために行動すべきとの職務があります。

なので全市民にとって、これからのつくば市にとって長期的にも考えて、判断する必要があります。

これは常日頃から、様々な市民と交流をもったり、他市町村での事例や新しい暮らしのあり方などにもアンテナを貼っていなければズレてしまうでしょう。

という事で、議員の他の仕事として、そういった勉強も含まれてると思います。

 

他にも、実際は市民が市役所に「市道が壊れているので直してほしい」「カーブミラーを設置してほしい」「通学路が狭くて危ないので看板を設置してほしい」などのご要望があっても、なかなか市役所ってどこに相談すれば良いか分からないものです。

こうしたときに身近に議員がいれば教えてもらったり、担当課との繋ぎ役になってくれたりすることもあるでしょう。

これは本来は議員の仕事ではありませんが、実態としてかなり存在しています。いかなくても市役所に簡単に要望を伝えられるシステムがあれば良いんですけどね!

 

つくば市議会だより、読んだことありますか?

他にもつくば市議会には広報広聴委員会なるグループがあります。

2022/10から、実は自分が委員長を務めています。

何をする委員会なのかというと、議会を見える化しより身近にするのが目的です!

 

実は3,6,9,12月の定例会で、誰がどんな質問をしたのか、賛否が割れた議案の分かれ方、その他特集をまとめ、2,5,8,11月に各家庭に広報つくばとともに届くようになっています。

議会の中継を見たりするのはあまりに膨大なため、こうして紙面で要点を発信しています。

過去の議会だよりはコチラから見られます!

 

画像クリックで動画に飛びます!

また、議会の様子を発信するだけではなく、市民と議会の交流イベントも実施しました。

ここで参加者の方々から色んな話を聞き、議会として考え方をアップデートしていく機会にしていっています。

 

もちろん、議会だよりはもっと見やすくデザインを改善して行ったり、交流イベントももっと来やすくて楽しいイベントにしなければと課題はてんこ盛りです。

顔の見える議会にしていくためにも、イベントだけでなくYouTubeチャンネルも活用し、いつでもどこでも確認できるようにもしています。

 

こうした地道だけどとても大切な情報発信をテコ入れして委員会みんなで頑張っているので、まだ読んだことない方はぜひ読んで、もっと見やすくするアイデアをください!お願いします!

 

まとめ

と、長くなりましたが、議会ってなんのためにあるの?何してるの?

といった疑問に対して、ざっくりですが説明でした。

全体像なのでしっくりこなかったかも?

具体的な論争が巻き起これば、もっとイメージしやすくなるかもしれませんね!

 

よく分からない議会の距離をこれからも縮めていけるよう頑張ります!

つくば、最高!

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