【神々の戦い】大獅子VSお神輿。巨大な大獅子に対抗してお神輿が垂直に立つ奇祭がアツい!実はこれ、戦いではない?!【小田祇園祭】

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つくば市小田の「小田祇園祭」にログイン!

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今回のクエストではつくば市小田で毎年開催されている奇祭「小田祇園祭」にログイン!

大獅子と神輿が戦うすさまじいお祭りで繰り広げられる数々の見どころをご紹介!

つくばのお祭り、、、ハンパねぇぜ…|д゚)

つくばの奇祭「小田祇園祭」

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おーっす!コムです!

みなさん、お祭りの季節がやってきましたね!

コムはつくば市小田の東部地区にログインしております。

突然ですが、小田祇園祭って知ってますか?

つくばの中でも桜川を超えた筑波山周辺地区の小田エリアで毎年行われている「小田祇園祭」は、色んなお祭りの中でも一味違う「バトル」が見られるすさまじいお祭りなのです。

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大使も昨年は小田中部地区の「小田大獅子保存会」の方々にログインして、大獅子サイドから見た「小田祇園祭」を紹介しました!

そもそも小田ってどこ?

そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと、スーパーグッドなイケイケマップをこしらえました。

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何となく筑波山周辺はこんな風になっていて、この辺りは研究学園都市が発展する以前からずーっとある今では昔ながらのエリアです。

他にもそういうエリアはいくつかあるのですが、今回は筑波山周辺をピックアップしております。

なので一般的に新しい町、日本の頭脳、研究学園都市、研究機関がいっぱいある!そんなサイエンティフィックなつくばのイメージとはまた異なり、この町には多くの伝統文化が存在しているのです!!

今回ログインした「小田」ではそんなつくばの伝統文化である「お祭り」が見られるのです。

小田はさらに3つの地区に分けられ、その中でも中部と東部が小田祇園祭の主役となるんだそうです。

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この中部の大獅子に寄り添った「小田祇園祭」に昨年はログインしたわけですね(*´▽`*)

なので今回は、小田東部の神輿にログインし、小田祇園祭の全貌を明らかにしてまいります!

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「そういえば前に小田祇園祭の東部でお祭りやってるって人がいたような…」

そう、その人とは地元小田を愛し、毎年小田祇園祭を本気で楽しむ”アヤシイ”人!!

以前彼女の繰り出す魔術(タロットカードやパワーブレスレット)にログインした爆笑カウンセラーの「麗華さん」!!

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「やっほー!!よくぞおいでくださいました!!(๑•̀ㅂ•́)و✧

うちの祭の最高さ、どんどん伝えちゃってー!!(ง°̀ロ°́)งワッショイワッショイ」

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「おっす!よろしくお願いします!!」

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「ちなみにうちのとーちゃんは前年の会長だったので話聞けたらイイネ(๑•́ω•̀)♪ラッキー」

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「なぬ!!なんたる偶然!!これは話を聞くしかねっぺ!!」

小田東部のお神輿にログイン!

というわけで今回は麗華さんと前会長(=代表総代)のとーちゃんである洋司(ひろし)さんにお話を通してもらい、東部のお神輿に密着して取材してきました|д゚)

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東部地区にある八坂神社。この由緒正しき神社の例大祭として東部のお神輿はあがるそうです!

豆知識①

小田祇園祭は昔は毎年7/20に行われると決まっていたが、平日は来られない人が多いなどの理由で「7月第3土曜日」と決めなおされた。

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小田祇園祭一番の見どころである「神々の戦い」は夜

しかし、日中から八坂神社での祭礼はスタートします!

豆知識②

小田祇園祭の一週間前(7月第2日曜)から「御出(おで)」という儀式が行われ出し、祇園祭の一週間前から神社にお神輿が顔を出し、毎日8:00~21:00まで奉納品を受け付けているそう。

ちなみに御出の最中に現場にいる人は地区のお神輿会の中から日直当番制で選出される。

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こちらが東部のお神輿!

現在はこの地区の人しか担げないことになっているので、担ぎたくてもこればっかしは地元の人の特権!

人手があまり足りていないのと、若手の兄ちゃんらはそもそも人数も少ないうえにこの時間から担ぐ人は少なく、少数のおっさんらが頑張って担いでいるそうです!

豆知識③

昔の神輿は黒く二天棒(二本の棒のみで担ぐタイプ)で棒が長かった。

八坂神社ではスサノオノミコトを祀る、ということも二天棒神輿と関係があるらしい。

現在は四天棒。

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一昔前までは日中も一軒一軒、この地区にある家を全て回り、お神輿を前に神主さんが祝詞(のりと)を読んでいたそうですが、今ではそこまでする体力がないので、神主さんが一軒一軒回り、その後を休憩をはさみながらゆっくり担いでいくスタイルになったんだそう。

豆知識④

「御出」のさらに一か月前からこの地区に「しめ縄をつける」作業(6月第2日曜)が行われ、小田祇園祭では電信柱の上の方くらいの高さの場所に計6か所でしめ縄が見られる。

これは神様を迎えるために部落ごと清める意味がある。

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「炎天下の中担ぐおっさんたちもかっこいいぜ!!」

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そのお神輿とは別に、子供会でも子供神輿を台車に載せて引っ張っていました!

みんながこの地域のお祭りを支えていくネクストジェネレーション!その意気だ!がんばれ!!!

ちょっと休憩、お昼はお祭りグルメで体力チャージ!

そんなこんなで4時間くらい日中は街中をひたすらグルグル回っていたので、お腹がすいてきます。

夕方になると一旦大休憩が入り、みんなで腹ごしらえをしてメインに備えます。

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小田東部から中部エリアにちょっと入ったところにある「小田城コース駐車場」。

宝篋山を小田城コースで攻めるときに車を停めると便利な無料駐車場

ここで屋台が出ていて盛り上がっていました(*´▽`*)

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小田のお肉屋さんといえば、、、!

そう、ヨシムラミートも出店しています!

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スタミナのつくハラミやタンをもりもり食べて、これからの本番に向けて体力を整えます!

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これぞ小田グルメ。

やっぱ肉屋のお肉って最高ですよね(*´▽`*)

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近くには餃子のうまいお店「龍神」も!

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ここの厚切りベーコンがジューシーでうめぇ!!

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もちろん餃子の方も頂けます(*´▽`*)

このニンニクがしっかり聞いた龍神の餃子がスタミナがついて夏にうってつけだぜぃ(*´▽`*)

そんなヨシムラミートと仲良しな龍神。

この二つのお店はイベントでめちゃくちゃよく見かけます。

見かけたら食べてみてください(^^♪

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筑波を愛する和風レストラン「キャニオン」の貴夫さんとも遭遇!

つくばの色んな人が集まる、お祭りってそういうところも楽しいポイントですよね~!(^^)!

腹ごしらえも済んだし、いざ本番・・・!!

ここからが見どころ!神輿VS大獅子

時刻は19:30頃、あたりは暗くなり出し、雰囲気は一気に盛り上がりを見せる!!

お神輿は御仮屋(おかりや)に待機し、ここから中部と東部の境界で獅子と顔合わせを行う!

豆知識⑤

昔は「御出」の日から御仮屋に馬がいて、地域の人が馬のエサ代として「麦代」を納めて行った。

今では馬がいないので「準備代」という名前に変わっているが、おじいちゃんたちの間では麦代の方が馴染みのある呼び方らしい。

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御仮屋でその時が来るのを緊迫感と共に待つ東部のみんな。

この時間になると地元の若者も合流し、活気が一気に急上昇する。

ここから中部の大獅子と対峙するため、中部と東部の境界戦に向かって走っていく!!

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そしてついにご対面!!

この対面のシーンは日本の神話のうちのワンシーンであるスサノオノミコトヤマタノオロチの戦いのシーン」をあらわしていて、スサノオがお神輿、大獅子がヤマタノオロチとして高さを競っている。

小田祇園祭を前会長であるとーちゃんの洋司さんに解説してもらった!

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「これは本当に戦っているのではなく、あくまで顔合わせの儀式なんです。まぁ担いでるのは人だから、お祭りで熱くなって勝とうとしてしまうけれど、あくまで儀式的に行っています。つまり「戦っているように見える儀式」ですね。お互いを尊重した上で成り立っているものなんです。」

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この顔合わせは約1時間にわたり、大体20:30頃~21:30頃まで計5回行われる。

お互いに高さを出すこの顔合わせの儀式は、めちゃくちゃヒートアップします。

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神輿に高さを出すために、スーパークレイジーな秘術を使うのです!

全体でお神輿を高く差し、

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神輿の後部にあるこの横棒、ここをうまいこと使って、なんと、、、

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垂直に持ち上げます!!( ゚Д゚)やばい!!!

特に最後の5回目の顔合わせでは大獅子も一番棒(一番前部の竹棒)を長いものに付け替え、より白熱した儀式になります!!

ここではみんなヒートアップして全力で一つになり、すさまじい連帯感が生まれ、見ていると圧倒されます。 

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5回目の儀式を終え、御仮屋に戻る。

小田祇園祭、なんて熱いお祭りなんだ!!

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すると御仮屋で太鼓の演奏が始まる。

何だかまだ終わりじゃないらしい・・・?

戦いの後も見逃すな!闇の中の大行列とは?

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気づけば辺りは東部の人たちでいっぱい。

みんなが視線をお囃子に注いでいます。

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「これは囃子込み(はやしこみ)といって、特にここの地区の囃子は3部構成になっています。」

豆知識⑥

part1…「御神輿囃子(ごじんこう)」…ヤマタノオロチとの対峙で気が荒立っているスサノオの気を静めるためにゆっくりとしたテンポ

part2…「二つ囃子」…徐々にアップテンポに

part3…「まち囃子」…恐らくスサノオに勇ましく帰ってもらうために早いリズムで締めくくる

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このお囃子の演奏が鳴りながら、徐々に人混みが列になっていきます。

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お囃子の音色に合わせ、ゆっくりと進行するこの行列。

この儀式が静かに闇を切り音色と共に進んでいく様子がめちゃくちゃかっこよく、東部のラストを飾る見どころなんです!

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行列はそのまま八坂神社に戻り、社殿ですぐに解体されます。

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この間も解体の様子を見届けながら、お囃子もなり続けます。

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「さっきの荒々しい顔合わせから一気に凛とした雰囲気に変わる、この全部が繋がった儀式って感じが何とも言えなくかっこいい…!」

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そうして小田祇園祭の東部エリアのお祭りは幕を閉じました!

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お話を聞かせてくれた元代表総代の洋司さん、そしてログインさせてくれた麗華さん、どうもありがとうございました!!

中部と東部の互いを尊重しあった儀式としての顔合わせ、めちゃくちゃ迫力があり、つくばにいたら是非見ておきたいクレイジーな瞬間で最高でした!!

みんなも来年の7月第3土曜は今から空けておこう!!

小田祇園祭の詳細情報!
開催日時毎年7月第3土曜日
オススメの時間帯19:00前後くらいに来て屋台を巡ったり、顔合わせの瞬間を見るのがオススメ!

場所取りも肝心。

八坂神社の場所
小田大獅子サイドの取材記事www.katteni-tsukubataishi.jp
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次回予告

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おたのしみに~!( ゚Д゚)

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