すげーぜ!小高商店の頼れるハイパーテクニック!
今回のクエストでは前回に引き続き、つくば市北条の「(株)小高商店」さんにログイン!
町のリサイクル屋さんってこんなこともできるのか!
その驚きのテクニックをご紹介!
おーっす!コムです!
みなさん前回の記事はご覧になっていただけましたでしょうか?!
町のリサイクル屋さんを知っておくと、住んでいる人にとってとっても心強いということをお伝えしました!(町のリサイクル屋さん、行ったことありますか?廃品回収もやってくれるココは知っといた方がお得でっせー!【小高商店】 – 勝手につくば大使)
意外と普段使わないような家にある金属類のゴミ。
例えば使わないラック、タイヤフレーム、など。コムの家にはなぜかいっぱいあるボールペンの先っちょの部分たち(なぜなのだ…なぜここだけこんなにあるのだ…)なども捨てるのに困ってしまいますが、ここに持ってくれば受け取ってもらえます。
まぁボールペンの先っちょを100個くらい持っていったらそれを目撃した人からきっと「ボールペン先マニア」としてうわさが流れ、近所を歩くとボールペンの先っちょを子供たちに投げつけられて大変な想いをするかもしれませんが間違いなく受け取ってはもらえます。ありがたい。
本当にリサイクル屋さん?!溶接もこなす技。
そんな器の大きい小高商店さん。
田崎さんによるとどうやら「小高商店」はこんなもんじゃないらしい。もっとやれるらしい。
「一体なにがこんなもんじゃないのか」
田崎さんに連れられ奥に向かうと小高商店の奥の方に何やら怪しい赤い箱を発見。
いったいこれは何ぞやと、田崎さんに尋ねてみると、
「まぁ見てなよ、ははは」といった気持ちがにじむ笑顔でその巨大な赤箱を運び出します。
ブイーーーン
わざわざフォークリフトを使って一番奥から運び出していただきました!
このフットワークの軽さ、仕事もきっと早いんだろうな~と見入ってしまう。常に小走りで時間を無駄にしないテキパキさ。
そうして入り口付近まで運ばれた赤い箱。
いったいこれは何なんだ。
赤・・・巨大・・・箱・・・
移動式オーブン付きアイランドキッチンにしか見えない…
まさか町のリサイクル屋さんはパンも焼けるのか?!
さすがはパンの街つくばだぜ!!
溶接機能が付いた発電機です。
え、、、溶接?!
あまり身近ではないので、イメージとまるで違う。
もっとドロドロのマグマみたいのでブシャーってやるのかと思った!
電気を使ってやります!
これはアーク溶接という種類の溶接で、電気の力を使ってスパークを起こし、その温度で金属を溶かしてくっつけるらしい。
もっと詳しく知りたい好奇心旺盛なサイエンスラヴァ―には以下参考。
アークは、気体放電現象の一種であり、高温で強い光を発するのが特徴です。炭素やタングステンなどの電極を接触させ、電流を流している状態で電極を引き離すと電極間にアークが発生します。身近なアークとして、通電中のプラグをコンセントから引き抜いたときに発生するスパークが挙げられます。
溶接で使用するアークは、一般的に電極から母材に向かって広がり、ベル型状に発生します。ティグアークの場合、中心部で約16,000℃、外周部で約10,000℃と言われております。これは、太陽の表面温度以上のレベルです。鉄の融点が約1,500℃であることから、鉄を溶融させるのに十分な熱量があることがわかります。
アーク放電は不安定な現象で、維持安定は難しいのですが、アーク溶接機はそのアークを安定化させることで溶接を可能にしています。
プスプス・・・
ジジジッと音を立て、田崎さんが目の前で溶接を始めました!
おっ!この光景なら見たことある!
これって溶接してたんだ!
花火レベル100かと思ってたぜ!
こうして継ぎ目部分にスパークを当てていくとその部分が溶けてくっついていく。
ジジジッと火花を上げながら溶接は進んでいく。
そんな美しい火花を前にコムはふと思った。
これリサイクルなのか?!
溶接が終わると継ぎ目はこんな感じに。
金属が溶けて融合しているのがよくわかる。
もはやリサイクル屋さんの域を超えて金属加工屋さんに来たような何とも言えない”マイルド”な気持ちになる。
小高商店の敷地内の段差にあるこの黄色い柵。
これも廃材を活用して自ら溶接し設置したんだそう。
なるほど!!これも資源の有効活用(リユース)だったのか!
資源を本当に大事にしてるんだなぁ~(*’▽’)
お得情報!いらない金属はここにいれちゃえ!!
キレイな花火溶接現場を見終えて、ふと目をやると何とそこにはみんな大好き「無料」の文字が!!
そこにはこう書いてある。
♪お知らせ♪
不要になった金属(空き缶・オフィス器具・鉄骨・電線・バッテリー)などの処分にお困りの方、お気軽に無料ボックスに投入してください。当社が責任をもって資源を仕分けしリサイクル・リユース致します(#^.^#)
※但し、金属類のみ無料回収となりますのでご理解・ご協力お願いいたします。
丁度原付のバッテリー処理に困ってたんだ!
有料回収のところもあるけど無料で引き取ってさらにリサイクルしてくれると気持ちいいなー!
こんな風に、町のリサイクル屋さんを知っておくと、いざってときにとても助かります。
砂漠でオアシスを見つけたときみたいに「あ~よかった~」って気持ちになります。砂漠行ったことないけど。
そんな頼れる小高商店さんの心構えはこれらしい。
田崎さんが自信をもって笑顔で見せてくれました。素晴らしいですね!
ちなみにコムの心構えは「二度寝の気持ちよさヤバい」です。
金属をぶった切る!少しも無駄にしないエコな技アリ!!
最後に、もう一つ大きな作業があるから見ていくかい。との一言を受け、廃材置き場に再度向かうとそこには大きなコンクリートにぶっ刺さった鉄柱が。
その太さ、超ボリューミーで美味しくコスパも最強と言われる竹園のお菓子屋さん「マグノリア」のロールケーキのような太さ。
こんなに太い鉄柱をどうやって切るというのか( ゚Д゚)
スッ
田崎さんが何か取り出した!!
歯医者で口の奥に水を噴射するむせると怒られるアレか?!
キーーン!キーーン!
スパークとは比べ物にならないほどの火花が飛び散る!
一体何が起こっているんだ!!
ガスを使って酸素と反応させて切ってます!
また化学ポンコツのコムにはめちゃめちゃ難しいワードが飛び出したので詳しく知りたいサイエンサーはこちらを・・・バタッ
①ガス切断法
酸素と金属の酸化反応を利用して行う切断法です。熱切断法の中では,歴史が最も古い切断法です。しかし,その適用範囲は,ほぼ軟鋼,低炭素鋼,その他二,三の金属に限られます。
ノズル(火口)の先端で形成された火炎(予熱炎*1)を用い,切断開始部を発火点以上に加熱し,そこに酸素(切断酸素)を吹きかけ,酸化反応を起こさせるとともに,溶融した酸化物および金属を切断酸素気流がもつ運動エネルギで吹き飛ばして切断を行います。 原理的には,金属との酸化反応熱を利用していますので,酸素が届く範囲が切断可能となり,厚板の切断には有利な切断法です。
なるほどー!そういうことか!
つまりこれは全く分かんないヤツ!
高速で酸素と反応させるので火花が飛び散り、田崎さんの腕にもいくつかやけどの跡が。
こんなアチィ思いをしてまで、資源をリサイクルするんですね(´;ω;`)
最終的にガスで吹き飛んだドロドロの鉄がまた固まり、はぐれメタルみたいになっています。ドラクエVで仲間にしようと100時間くらい倒しまくった結果仲間にする必要がないくらい主人公たちがムキムキになってしまい仲間にすることを諦めたコムの高校時代の苦い思い出がふと脳裏に浮かび涙があふれてきます。
こうしてコンクリートとの分別が済み、晴れてリサイクルに回すことができるようになりました。
エコ最高!!
小高商店さんのことよくわかりました!
ありがとうございます!
こちらこそ楽しかったよ!
よかったらお昼でも食べに行くかい?
昔から行ってるオススメのお店があるんだ(*´▽`*)
押忍♡!
ということでこのままお昼ごはんに行っちゃうことに(*´▽`*)
ぐふふ、何が食べられるんだろう(*´▽`*)
頼りになる、そして知っておくととても便利な町のリサイクル屋さん「(株)小高商店」。
ぜひみんなも心のメモ帳にボールペンで書いておいてね(*´▽`*)
え?先っちょだけ無くなってるって?
小高商店の詳細情報!
営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 日・祝 |
場所 | |
ホームページ | 小高商店 – 県内でも県外でも!リサイクル高価買取り中! |
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勝手にツクバーランド!
ここはツクバーランド。スナックのママに人生とか聞いてみたいんです。
次回予告
やってきました。
なかなか入れない大人気老舗のあそこ!
おたのしみに~!(*’▽’)
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