最上あいの生い立ちと経歴!事件が発生するまでの足跡をたどる!

2025年3月11日

東京・高田馬場で動画をライブ配信中の女性が惨殺される事件が起きました。

被害者は“最上あい”の名でライバー(配信者)として活動していた佐藤愛里さん(22)でした。

一体「最上あい」とは何者だったのでしょうか・・・

目次

最上あいのプロフィール

  • 名前: 最上 あい(もがみ あい) – ライブ配信上のハンドルネーム。本名は佐藤 愛里(さとう あいり)​

  • 年齢: 22歳(2025年時点)​

  • 出身地: 山形県山形市​

    東北地方出身で、幼少期は複雑な家庭環境で育ったとされています​

  • 家族構成: 両親(父・母)が健在だが、本人は「施設で育った」と周囲に語っていました​

    (真偽は不明)。

  • 子供: 未婚のまま20歳前後で子供を出産し、一児の母となったシングルマザーです​

幼少期から学生時代

最上あいさん(佐藤愛里さん)は幼少期、家庭に恵まれない環境で育ったとされています​

。母親は山形市内の繁華街で飲み歩くことが多い人で、愛里さんが働いていた夜職の店にも来ては支払いの段になると「愛里が払うから」と言い残し、自分は払わず帰ってしまうこともあったといいます​

こうした状況から、幼い頃の愛里さんは母親に放置されて育った印象だと知人は証言しています​

学生時代の詳しい情報は多く伝えられていませんが、高校卒業後は地元の夜職(キャバクラ)で働き始めたとみられます。実際、愛里さんは山形市内のキャバクラに少なくとも2店舗勤務しており、そのうち一つの店には約半年間在籍していました​

店では明るく一生懸命働いていたものの、時折突拍子もない行動で叱られることもあったといいます​

この頃に交際していた男性との間に子供を授かりますが、結婚はせず事実上のシングルマザーとなりました​

配信活動を始めたきっかけと時期

20歳前後で母親となった後、育児と夜職の両立は困難を極めました。愛里さんは子供を託児所に預けて働いていましたが、仕事後に迎えに行かず飲みに行ってしまうこともしばしばあり​

、知人から何度も「あなたしか母親はいないのだから」と叱られても同じことを繰り返していたといいます​。その結果、子供は児童相談所に預けられる事態となり、愛里さん本人もショックで職場のキャバクラを無断欠勤するようになって退職に至りました​。

さらに、自身が飲み歩いていた店との間で金銭トラブルも起こし、地元での居場所を失っていきます​。

こうした背景から心機一転を図るため上京し、2022年末頃よりライブ配信者(ライバー)として活動を開始したと見られます​

新型コロナ禍もあってライブ配信が注目される時期に、スマホ一つで始められる配信に活路を求めた形です。配信を始めた理由については、生計を立てる手段とすると同時に、孤独を埋め自分の居場所を作るためであったとも報じられています​

実際、愛里さんは「寂しがり屋」な一面があり、リスナーとの交流が心の支えになっていたのかもしれません​

配信ジャンルと活動の特徴

最上あいさんの配信ジャンルは主に「雑談系」でした​

。ゲーム実況や歌配信よりも、視聴者と他愛のない会話を楽しむスタイルが中心で、日常の出来事や身の回りの話題を明るく語る配信内容が特徴です。知人も「基本は明るくていい子」と評するように、飾らない親しみやすいキャラクターが視聴者の支持を集めていました​

。配信中はコメントへのレスポンスも良く、リスナーとの双方向のやりとりを大切にしていたようです。

また、自宅配信だけでなく屋外での企画配信にも積極的でした。例えば2025年3月には「JR山手線を徒歩で一周する」生配信企画に挑戦しており、視聴者から投げ銭(アイテム)をもらうごとにサイコロを振り、その出目に応じて「1駅戻る」「軽食をとる」など行動を決めるというゲーム性を取り入れていました​

視聴者からは「6が出たら駅前でダンス」などのアイデアも寄せられ、愛里さんも「出目が6なら駅前でダンスを踊ります」と約束するなど、リスナー参加型のインタラクティブな配信を行っていたことが分かります​

このように企画力とサービス精神旺盛な配信でファンを楽しませていた点も、彼女の配信者としての特徴と言えるでしょう。

SNSでの人気・フォロワー数

最上あいさんが主に活動していたプラットフォームはライブ配信アプリ「ふわっち」です。ふわっち上のフォロワー数は約2500人で​、これは配信者全体から見れば決して突出した数字ではありません。しかし、その代わり少数の熱狂的な固定ファンに支えられており​

 

、投げ銭(ギフト)によるポイント稼ぎで常に上位に入るなど実質的な人気は非常に高いものでした。実際ふわっち内の配信者ランクを示す「配信者グレード」では10段階中**最高位の「プラチナ+」**に認定されており​

これはトップクラスの配信者であることを意味します。

配信者グレードの高さを裏付けるように、公式イベントでの実績も群を抜いています。2024年から2025年にかけて80回以上ものイベント入賞歴があり、その中には2025年2月開催イベントの総合ランキング1位やホワイトデー直前企画(2025年3月5日開催)でのランキング4位入賞​

など輝かしい成果が並びます。こうした実績からも、ふわっち界隈で最上あいさんがトップレベルの人気ライバーだったことが分かります​。

一方、YouTubeやTikTokなど他のプラットフォームで目立った活動を行っていた形跡はなく、主戦場はあくまでふわっちでした。またSNSではX(旧Twitter)のアカウントを所持していましたが、鍵付き(非公開)アカウントとして運用されており、投稿内容などは外部から窺い知ることができない状態でした​。配信の告知やファンとの交流も主にふわっち内で完結していたものと見られます。

その他の注目点

シングルマザーであることは最上あいさんに関するトピックとして特筆されます。本人は配信中に公言することもありましたが、22歳という若さで未婚のまま母親となり子育てをしていた経緯は、多くのメディアでも報じられました​

。しかし前述の通り家庭や経済面の問題から子供と離れ離れになっており、このことが彼女の心情や生活にも影を落としていたようです。

また、配信者と視聴者の関係性にも注目が集まりました。最上さんは自身の熱心な男性視聴者(当時42歳)との間で多額の金銭トラブルを抱えていました。警察の調べによれば、その男性は視聴者として知り合った佐藤さんに総額200万円以上を貸しており、返済が滞ったため訴訟にも発展していたとのことです​

。この男性は最上さんの配信に毎月最大で10万円もの投げ銭を送る支援者でしたが​

、次第に関係がもつれてしまったようです。

そして2025年3月11日、この金銭トラブルの相手であった男性が最上あいさんに対して凶行に及ぶという痛ましい事件が起きてしまいます。愛里さんはこの日、東京・高田馬場付近でふわっちの「山手線一周徒歩配信」をライブ中継していましたが、その最中に先述の男性に襲われ、首や胸などを刺されて死亡しました​

。人気配信者が生配信中に殺害されるという衝撃的な事件は国内外で大きく報道され、SNS上でも「配信中の配信者が殺害された事実」に対する驚きや悲しみの声が広がりました​

。同時に、「屋外での生配信はリスクが高いのではないか」といったライブ配信の安全性への議論も巻き起こっています​

まとめ

以上のように、最上あいさんは地方出身で複雑な生い立ちを乗り越え、雑談系配信者として成功を収めた一方、その私生活ではシングルマザーとしての苦労やファンとのトラブルにも見舞われました。

その波乱万丈な経歴と、配信中に起きた悲劇的な最期によって、その名前は多くの人々の記憶に刻まれることとなりました。

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